写真の見方・・・D3xの画像・・・ピクセル等倍???
アサヒカメラ1月号(昨日発売)に、ニコンD3xの記事が掲載されています。内容については、まあその通りだろうと思うような事で、私が主張してと似たような事、つまり「生煮えの2450万画素センサー」についての批評は非常に婉曲な表現で書かれており、筆者のご苦心が良く伝わってきました。
しかし、記事の最後のあたりで、ピクセル等倍まで拡大したときに、これまで気にならなかった、ブレなどが気になるというような意味のことが書いてあって、吹き出してしまいました。
モニターのピクセルはよく知らないけど大体72dpi程度だと思うのですが、(違っていてもこの話では五十歩百歩) モニターで25メガ゛ピクセルを等倍で写真の全体を写せるモニターって、どのぐらい大きいのでしょうか。・・・そんなものまだ有りません。おそらく、ハイビジョン10台ぐらい必要でしょうか。それも、平面に、ケヌキ合わせした状態で。
仮に紙媒体にプリントしたときに、300-200dpiで印刷してピクセル等倍つまり100%で描出しなければならないことは、展示会や、巨大ポスターなどで必要なことはわかりますけど、そもそも、近寄って見るというのは、写真を鑑賞しているのではないのですよね。その写真に干渉しようとしているのですね。
人間の目というのは良く出来ていて、あんまり見えていないんだけど、自分の前面の全てが見えているような気がします。でも、凝視できる範囲って意外と狭いものです。・・・眼科で緑内障の検査をしたことがある人は分かると思います。何を言おうとしているのか。
従って、写真を鑑賞するにはちょうどよい視野角、別の言い方をいうと、写真のサイズごとに、もっとも心地よい距離というのがあるはずです。大きい写真はそれなりに遠くから、小さい写真は近くで。あたりまえでしょ。
自分の写真を展示していると、見に来てくださっている方の距離を観察(失礼)していると、どのぐらい写真や絵画を見慣れているか、結構分かります(すみません)。ぐっと、近寄って観察されている方は、写真を見ているのではなくて、粒子を見に来ているのでしょうか。
最近のweb上や雑誌での批評を拝見していると、この100パーセントに拡大してみると、どうのこうの、という記事が結構な頻度で目に付き、ひどいときは、PCモニターで鑑賞することが多くなったので、「100%まで拡大して鑑賞する人」が増えた、というようなことが書いてありますが、それは鑑賞ではなく、干渉ではないでしょうか。
| 固定リンク
「Nikon D3x」カテゴリの記事
- オリンパスE-P1発表前に、「半年のまとめ 最終回」(2009.06.14)
- Nikon D3xとD3はどちらが良いか(2009.06.04)
- D3xの透明感 2-2(2009.05.24)
- ニコン D3x の透明感 2(2009.05.24)
- D3x の 透明感 1(2009.05.24)
「カメラ」カテゴリの記事
- Nikon D750 の噂は面白い(2009.04.20)
- フォーサーズの好きなところ(2009.04.18)
- オリンパスE520 + ブラナー85mmF/1.4(2009.04.17)
- オリンパスE420に、ニッコール50mm f/1.8D(2009.04.15)
- ニコンD5000が示すデジタル一眼のエルゴノミクスデザインの将来(2009.04.15)
「写真」カテゴリの記事
- 銀塩フィルムとデジタル写真、現在の問題意識の立ち位置(2009.04.22)
- Nikon D750 の噂は面白い(2009.04.20)
- ペンタックス K-m Hands On(2009.04.19)
- SMC Pentax DAL 18-55mm AL /キットレンズについて #2 (2009.04.19)
- Lumix FZ18、Olympus E520、Nikon D90 マクロの表情(2009.04.18)
「写真カメラレンズ」カテゴリの記事
- フリー アングル モニター 賛歌(2009.07.01)
- デジタルイメージセンサーの行き詰まり・・暫くカメラを買わない訳(2009.06.28)
- ニコンDXレンズでフィルム撮影 その2(2009.06.21)
- ニコンのDX、デジタル専用ズームをフィルム用に使う(2009.06.20)
- Nikon D80 + af-s nikkor18-135mmF/3.5-5.6G DX (2009.06.19)

最近のコメント