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March 10, 2014

双子の赤字…1月、過去最大の経常赤字

双子の赤字という形容はかつて海の向こう、アメリカの出来事だった。財政と国際収支が両方とも赤字垂れ流しの状態を示す言葉だ。これは、国家の危機を意味する。

このところの傾向としてこの季節の経常収支は赤字になりがちだが、今回は酷い、財務省が10日に発表した1月の速報によると、過去最大の1兆6千億円に近い赤字となったという。これで4か月連続だという。年間を通じてこの傾向が持続するようだと、本当に双子の赤字国になってしまう。これは、先行きこの国が貧国になることを示している。

主要な原因はエネルギー輸入による赤字が大きいという。これって、数十年前、この国がおかしな方向に突き進んだ時の状況と蓋然的に酷似しているのではないか。当時はエネルギーは奪取すれば良いと判断したが、現代に置いてそのような判断を下すことは断じて出来ない。侍して、貧するを待つのみなのだろうか。

アメリカは世界最大の経済力と軍事力に裏打ちされた基軸通貨という最強の武器をもっているが、それ以外の国ではこの真似事は出来ない。

(余談ながら、日本は世界で稀にみる産金国だったそうだ、その理由は地震帯の多さと関連しているそうだが、地震と産金とトレードする気分ではない・・・)

貧国は差し詰めデフォルトの恐怖が待っている。この国の形が危機にさらされている。

日本人は優秀な民族だと思うが、このようなマクロの動きにはめっぽう弱い。大局の判断を許す風土がここ数十年失われて久しい。

衣食足りて礼節を知る、わけであり、足らなくなるとどうなることか。

余談だが、黄砂という現象について、子供の頃は季節の自然現象の如くならった記憶がある。しかし、これは歴史的に見ても人災だ。中国4000年の歴史の中で、黄土高原の辺りの木を皆燃やしてしまった。で、中国には木が少ない。何より証拠に、近年まで中国には紙があまりなく、懐かしい言葉だが、わら半紙が主流だったと、製紙業界の業界雑誌で読んだことがある。だから、中国における製紙業は有望だとレポートしたかったのだろうか。10年近く前の出来事だ。

もちろん、近年の中国発展は目覚ましく、ティシューペーパーも大都市では豊富に売られているが、トイレに流せないという一般的事情は然程変化していない。紙が固いのか、排水管が細いのか、水が少ないのか、事情は様々だろうが、その紙が流せない便器にTOTOなどと見覚えのあるロゴが掛かれている時、ちょっと後ろめたい気分になる。

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