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March 06, 2014

理財商品は世界大暴落の引き金にならないか

先日、話題の中国・理財商品のデフォルト騒ぎが有ったのだが、どういう訳かスポンサーが出現して償還されたという報道を目にした。すると、今度は社債のデフォルトの話題まで出てきている。太陽光パネルメーカーの社債デフォの話なのでつじつまが合うし、金額も15億円未満だそうなので、これと理財商品話題をごちゃごちゃにするのは良くないと思う。

一方、NHKの報道番組を鵜呑みにするならば、理財商品というのはその発行目論見書も投資者に開示せずに売り出しているらしい。このあたりは報道の誇張もあるだろうから鵜呑みにはできない・・・が、杜撰としか言いようがない。

公表値で約300兆円以上、一説には500兆円以上発行されているこの金融商品は殆どが都市開発資金に充てられているらしい。発行体は融資平台とかいわれる導管体(conduit)だ。500兆という金額は、中国の個人金融資産の中での割合で考えると、何割という高いレベルに違いない。統計原典にあたっていないので、以下の推定はいい加減な計算だが、仮に中国のGDPが日本の倍だとしても、1000兆円内外だろうし、その内個人金融資産は半分程度と云われているし、僕にもそう思われる。こう考えると、500兆円とも言われる理財商品が如何に高額か見当が付く。

この多くは個人の資金の流入で賄われているという。

僕の経験的勘で云うと、この手の話の場合、半分以上は腐っていて、所謂「クズ」になっていると思われる。場合によっては7-8割が腐っていても不思議ではない。いずれにしても数百兆円規模の金が闇に消えていたことになる。かりに、政府が躍起になって札(さつ)を刷って、誤魔化しながら償還したとしよう。仮にGDPの1/4相当の札(さつ)を刷って、へ理屈を使って償還したとしよう。結果は通貨の暴落が待っている。暫くすると、金利の大高騰が待っている。経済の不連続的な変化、つまり破綻が予見される。

現在、中国をリードしている高官の間でフランス革命当時の歴史を勉強する事がはやりだと、今日のどこかの新聞が書いていたが、フランス革命の時、通貨(紙幣)に利息の札(りぶだ)つまりクーポンが付いたこともある。ここから先の事は歴史に学べということだ。

「為政者は借りた金を絶対に還すことは無い」…誰の言葉か忘れてしまった。…

が、昨日書いた、バイエルンの奇王、ルードビッヒの負債は4500億円も有ったそうだ・・・まあ、彼の場合は華麗な城を建設したので、その後の観光資源としての恩恵は計り知れなかったそうだが…

暫くは、前掲のような不思議なスポンサーが表れて糊口をしのぐとか、再発行の繰り返しで誤魔化すなどの方法が取られて、即座に全滅という事態にはならないと思うけど、最終的には投資者につけが回ることには違いない。暗黙の政府保証とされている商品だ。暴動を惹起するかもしれない。

年間に20万件もの暴動が起こっているとNHKの別の番組も語っているように、もともと文化的に日本のようには、おとなしくしない人々。なにが起こっても不思議ではない。

その先に起こることを想像すると、世界大暴落の引き金になってもおかしくないと思うのは先走り過ぎだろうか。

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