Non farm payroll 321000
ごたごたやっていて、先ほどNon farm payroll (米国、非農業部門新規雇用者数) が32.1万人と発表された事に気づいた。このところのアメリカ雇用統計は堅調だ。以前、QE3解除が市場で好感されたこともうなづける.。
ダウ30はただ今史上最高値を更新中である。
確かに、アメリカはエネルギー、製造業を中心に復活しつつある。
この様な経済状況の見通しが有るのにもかかわらず、オバマがレイムダック化していることは、かなり不思議に思う。多分、かれは色々な意味で金縛りにあっているのかもしれない。
僕はオバマの熱烈なファンだったこともあり、彼の写真がプリントされているTシャツを着ていたこともある。いまでは、もうちょっと着られない気分だ。
方や、我が国では戦前さながらの一党独裁色が強くなりそうな気配を感じて、気分が悪い。まあ、隣国の国内事情が悪いせいで、国民の目を外に向けるべく、なりふり構わぬナショナリズムというプロパガンダで攻めてくるものだから、此方でも苔むした国粋主義の菌糸がまたぞろ育ちつつあるという事なのだろうか。
やはり、21世紀も前世紀に引き続き、戦争の世紀と化してしまうのだろうか。
二度の大戦の教訓から、軍事力による帝国主義、覇権主義というイデオロギーは非倫理的と決められ、20世紀後半に立ち消えたと勘違いしていた。今またぞろ、黒海近辺や、南シナ海近辺、あるいはシリア、イラクの辺りに出現したテロ国家など、結局軍事力が切り札であることを改めて示唆しているようにも思う。
ヨーロッパは同じ様な出来事をおよそ一世紀前に経験したので、もう勘弁してほしいと皆が思う土俵が醸成されてきたのだろう。通貨まで統合するという危険な冒険までして融和への希求を非常に強く感じる。
やはり、ヨーロッパは近世以来世界でもっとも年長の世界なのだろうか、中東のテロ国家の問題や、東アジアでの海洋覇権に絡む小競り合いなどは、実は前世期初頭まではヨーロッパの悩みだった。
テロという定義も悩ましい。勝てば官軍という言葉が我が国にはあるが、所詮、王朝の交代も、国家の興亡も、元を正せばテロと旧勢力との戦いに偽性して考えることもできる。
テロというのは何なのか、現行の体制に暴力をもって抗いつづける存在を指すとしたならば、現行体制も元を正せばテロであったかもしれない。
大義というのは、勝った者が都合よく後からでっち上げるへ理屈のことを言うのではないだろうか。
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