« 背中の異常 (その2) | Main | 2月は何故28日までしかないのだろうか? »

February 24, 2015

r>g、ピケティ的視点で見た「ボンドキング」と「オマハの賢人」

今年「r>g」ほど人口に膾炙した不等式は無いだろう。ピケティの「21世紀の資本」の不等式で、「e=mc^2」に負けない程の人気式に成ってしまった。

r>gは別にピケティ本を読まなくても、誰もが何となく想像している世界を示している。経済成長よりも投資資金の利回りの方が高いという事実を・・・。

当たり前のことだが、資本主義の世界というのは、バランスシートの集合体の様な物で、その連結バランスシートが世界経済を表していると抽象化しても良い。すると、純資産の増加率は総資産の増加率を上回るというのは、経営体が正の活動をしている限り当然のことで、別に過去のデータで示さなくても容易に想像できる。
総資産の増加率とはgに比例するし、純資産の増加率はrに比例すると考えれば、ピケティーの式の妥当性に思い至る。
彼が単純化しすぎているのは、gは諸国民一般の富を代表し、rは富裕層の富を代表するという仮説の部分ではないか。この点について渋沢賢さんなど多くの実学的知見の方が批判的に見ていることに注意しなければならない。

此れほどに開かれた今日、別にrは富裕層の独占でもなんでもない。rの高リターンの背景には高リスクという代償がともなっていることを忘れてはいないか。また、リスク以上のリターンが得られなければ誰も投資しない訳であり、今日までの経済発展の歴史は無しえなかった。

まあ、碩学の論はこの程度にとどめるとして、オマハの賢人と呼ばれるウォーレン・バフェットと、ボンドキングと呼ばれたビル・グロスの軌跡を眺めていると、案外ピケティが云っている事が間違いでもない様な気もしてくる。彼らの事を知らない人はwebで調べれは如何云う人なのかスグにわかると思うのでここでは解説はしない。

案外r>gは当たっているのかもしれないと思った。

|

« 背中の異常 (その2) | Main | 2月は何故28日までしかないのだろうか? »

Financial Markets」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 背中の異常 (その2) | Main | 2月は何故28日までしかないのだろうか? »