« Nikon Capture NX-D 不調 | Main | 馬鹿と莫迦 »

March 15, 2015

ウヰスキーあれこれ

自分か無類のウイスキー好きであることに気づいたのは近年に成ってからの事だ。30代~40代の頃は浴びるほどボルドーを飲んでいたので、てっきり自分はワイン好きだと信じていた。でも、ワインは口当たりが良いし美味いので、ついつい大量に飲んでしまうし、財布が軽くなるのが早い。

30代の頃はワインは未だ高級酒の名残があり、ウイスキーの水割りと比べたらぺらぼーに高いと感じていた。でも、一本数万円もするラトゥールも酔っぱらってしまっては訳が分からなくなる。ワインは高い物から飲むべし…だ。

でも、20歳になってから飲み続けたウイスキー(スコッチおよび国産)は、体の癖に成っているのだろう。スコッチの香りはなんと高貴でかぐわしく、親しみやすい事か…と思う。

まあ、かつては、ストレートや水割りで飲んでいたので、安い旧二級ウイスキーなどは不味くて飲めなかった。辛うじてダルマあたりが口当たりの良い銘酒だと感じていたのが20歳のころ。まあ、1970年代のダルマはちょっとアルコールやガムシロが混ざったような味がして、本当のスコッチとは違うと思っていたが、それでも国産ウイスキーの中では相当美味かった。

近頃は街中がハイボールで弾けてる。一昨日、安い焼肉チェーンに行ったところ、トリスのハイボールが一杯290円だというので、随分呑んでしまった。トリスでもハイボールにすると結構飲める。これは大したことだ。

高級なモルトウイスキーなどをハイボールにするのにはちょっと抵抗があるが、旧二級ウイスキーをハイボールにすれば、然程の違いを感じなくなる。

と、いうことで、スーパーに出かけて、宝酒造の「King Whisky 凛」一本6?0円というのを仕込んできた。たしかに、この値段にしてはよくできているが、所詮は合成したwhiskyの味だ。ストレートで飲むには抵抗がある。でも、ハイボールにすれば、立派なウイスキーハイボールに変化する。この辺り、飲み方次第…というマジックに改めて感動している。

ところで、余談も余談だが、ふと昔の北杜夫の雑文を思い出した。多分10代半ばで読んだので、その時の僕には何のことだか、北が何を思って書いたのか不明だった。

北杜夫の文に、「オンザロック」を永遠に減らさずに楽しむ飲み方と云う様な話があった。それには、毎度氷をなめてウイスキーを楽しみ、またその氷をグラスに返す…すると、永久にグラスの酒は減らない…と云う様な「原理」だった。

この人は本当に科学を学んだ人(北は医師)なのだろうかと思ったが、この壊れたユーモアを素直に愉快と感じる自分の精神というのも、相当破壊しているのかもしれない。アー愉快。多くの人に叱られるかもしれないけど、ユーモアでは同時代の狐狸庵こと遠藤周作の「オタクは何穴?」などよりもずっとホンワカしていて、僕は好きでならなかった。

余談ついでに書くが、北杜夫の「楡家の人々」に出て来る病院長(斉藤茂吉がモデル)は、ボルドーという名のついた怪しい清涼飲料を飲んでいたという件が有ったが、読んだその頃、僕はボルドーとは何のことか知らなかった。それが後に世界一(有名な)のワイン産地だと知って、20年ぶりに納得した。

|

« Nikon Capture NX-D 不調 | Main | 馬鹿と莫迦 »

whisky」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« Nikon Capture NX-D 不調 | Main | 馬鹿と莫迦 »