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April 19, 2015

グロッシーと半光沢

エプソンのプリンタを10年ぶりに買って気づいた。この顔料系インキは光沢紙と相性が悪い。いや、光沢紙を半光沢にしてしまう。理屈は簡単で、塗面に顔料を塗る訳だから、マット状になるという寸法だ。

(仔細に観察すると、半光沢と光沢の間程度のテカリ具合で、光沢といえば光沢だが、RC銀塩印画紙の様にツルツルという訳ではない)

道理で、近年マット紙が流行っている事情が分かった。

昔から僕は光沢紙が好きで、RCペーパーが出た時はまだ外国製で高価だったものを好んで使った。理由は簡単で、光沢紙の方が(現代風に言えば)ダイナミックレンジが広く、ディテールも精細に表現するからだ・・・。

でも、今のプリント文化って、逆の方向に向かっているんだなと、今日改めて気づいた。

以下にマット紙に似合いそうな題材を掲載する。

(Nikon D3300)
Dsc_0924

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Comments

くーすけさん、こんにちは。

僕は逆でして、マットのプリントの方が好みです。
理由という理由もないというか、なんとなく子どもの肌が柔らかそうな印象に仕上がりそうな気がしているだけです。

自分のプリンタで印刷することは少なく、主にネットプリントとお店プリントを併用しています。(インクの管理が面倒に感じてしまうズボラ者なので)

余談ですがマットプリントをお店で注文すると、最近は2種類ありまして、「マット紙」か「マット印刷」があります。
何を言っている?という感じですが、マット紙はマット紙です(笑)
マット印刷は、光沢仕上げもマット仕上げもできる用紙にマット風に印刷します。不思議な技術です。(大日本印刷の10秒プリント機でできます。)
個人的には、大日本印刷の10秒マット印刷はバキバキといいますか眼がチカチカするような派手な印象の仕上がりになるので、好みの問題であまり利用しないのですが、お店の方の話ではとても利用が多いそうです。

Posted by: ヨー | April 20, 2015 at 16:54

実際に多くの方がマット紙に美しいプリントを残されています。これは事実として重く受け止めていますし、その美しさはグロッシーでは表せない陰影の深さも感じています。
グロッシーの美しさは銀塩コロイドがゼラチンないしはレジンの奥深くに発色して、その透過光が宝石のように透明に輝くことだと思います。その点、現在のインクジェット特に顔料を使った高級プリントはオフセット印刷の様にインキの光沢を利用しているように思えて、昔のプリントと違うなぁと思ったという感想を述べました。

何れもそれぞれの持ち味があり、目的次第ですね。ただ、昔のような光が出るのは現在ではλプリント(ラムダプリント)ぐらいに成ってしまったのが、悲しいと感じております。なお、λプリントはデジタル用ではありますが、印画紙は銀塩をレジンに入れ込んだ仕組みであり、本質的に銀塩写真の一部でもあります。

Posted by: kuusuke くーすけ太郎 | April 20, 2015 at 20:07

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