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August 16, 2015

Nikon Dfの解像力

Nikon Dfというカメラは特異なジャンルに入る。おそらくニコンFマウントのレンズは大抵使える珍しいカメラだ。大抵と書いたのは、古いスーパーアングロン風の21mmなどミラーアップしないと使えないレンズでFマウントのものもあったからだが、恐らく僕の持っている銀色鏡胴の広角レンズなんかも使えそうだ。

5月に事情があって室内撮影にこのカメラを使用した。レンズは一応キットにもなった24-85G VRで、このディストーションには随分悩まされたが、真ん中のシャープネスは非常に高くて・・・何かを写す物が決まっているときは好適かもしれない。

ところで、Dfは16MPix機であり、ソコイラのAPS-Cカメラよりもテクニカルに画素数が少ないという意味では解像力が劣る。これを敬遠してDfを選ぶかどうか躊躇している人も居ると思って少し試してみた。

Dfは高感度特性が良くて、DxOのテストでは当時トップだった。まあ、Nikonの一桁機はD3以来高感度特性は抜群だから、D4と同じセンサーを搭載したDfが凄いのは予想の通りだ。

16Mpixは今日的には高画素とは言えないので、大伸ばししたらどうなるか試してみた。僕のプリンタで最大の紙はA3ノビ。A3ノビというのはプライベートな規格らしいけど、エプソンの紙は結構大きくて、横幅が483mmもある、これは半切よりも大きくて、全紙よりも小さいという便利な大きさ。
ライカサイズの2対3アスペクトだと、半切の紙よりも大きくなる。

今回の現像はCameraRaw、プリントもPhotoshop CC2015 で行ったので、シルキー系(ニコン純正NX-D等)の現像よりも解像力は気持ち高いはずだ。(CameraRawには色々とご意見もあるが、解像力は高いという意見も多いので今回はあえてCapture NX2を使わずにPS系で処理した)

結論から言って、Dfの16Mpixはトリミングをしない限りで、A3ノビという全紙にちょっとだけ近い長辺の紙でもなんらの問題も感じない。これには、ちょっと驚いた。

何でこんなに伸ばせるのか色々考えたが、思い当たるのは2点。

第一に、フルサイズなのでこれよりも小型センサーの16Mpixよりもレンズの解像力が上手く行く。
第二の理由は、このセンサー、エンジンは今日的に見てもトップクラスのローノイズであり、感度を多少上げても画像が荒れにくい。

ということだろうか。

敢えてもう一つ加えれば、Photoshopは編集画面の解像力を設定するのに相当のパワーを割いている。つまり、印画サイズを決めるまでの間に、再サンプリングと、スマートフィルター群の再設定適用など事細かにデータを整える…この過程が丁寧なので大きくプリントしても画が荒れにくいのかもしれない。今回のプリントの条件では300ppiで設定すると若干のアップコンバートになる・・・のだが。(19inch*300=5700ドット、カメラの横解像本数は5600程度)

ともかく、A4に伸ばしたプルーフよりもよっぽどシッカリとプリントされるあたりは、フィルムの時代では考えられない出来事だった。
まあ、135判フィルムの時代は、半切と全紙との間に雲泥の質感差があり、できれば半切で仕上げたいと思ったことも有るので、今回もA2に伸ばしたら印象は違うかもしれないのだが・・・・。

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