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August 29, 2015

SONY α7R II のレンズ選び

Vario-Tessar 24-70/4.0 FEは立派なレンズであり、他の有名メーカーの同レンジズームと比較しても然程劣っているとは思わない。気持ち良い写りはとても好感が持てる。

ところが、これを拡大してみると、Sonnar 50/1.8FEなど近年出現した極めて優秀な単焦点との違いは歴然としている。これをどう考えるかは悩ましい。

ここ10年ほど、デジタルカメラが驚異的発展を遂げる中で、カメラメーカーは各々工夫を凝らしてレンズのキャッチアップもしてきた。たとえば、ニコンのF/2.8通しのズーム群などは、非常に良く出来ていると思うし、これまで十分な画像を与えてくれた。

一方で、小型カメラがあまりにも発展して、デジタル中判並みの解像力を得るようになってから、これらの優秀なズームでさえ追いつかないことは歴然としてきた。ここで、近年各社が先祖がえりのように単焦点の優れたレンズを発表し始めたのは偶然ではないと思う。

大体、最近の優れた単焦点は、同様に優れたズームレンズの二倍程度(面積比)の解像力が出る様だ。つまり、ここ1年半ほどの間、SONNAR50/1.8とV-Tessar24-70/4.0との違いが気になって仕方がないという事態が発生したのは道理にかなっている。

勿論、レンズは解像力だけではない。これは分かっているが、これについてはシャープに写したいと思うとき、どうしてもシャープにならないのは困りものだ。

ここで、ソニーα7R Mk2には、時間が許すならば単焦点をと、述べたい。

時間とは、撮影機会のチャンスを迎えてから、シャッターを切るまでの時間のことだ。風景写真などは、その時間的余裕が多少あるので、充分に出来そうだ。ただし、適正な焦点距離を使わないと、半分にトリミングした途端にズームよりもシャープネスが落ちてしまうことを勘案しなければならない。如何に風景が難しいかということだ。つまり、風景は自分が動いても画角は然程変えられない。ここが、スナップや人物と違うところで、画角(焦点距離)はクリティカルだ。

風景は、A4(8by10)程度で凄い写真もあるが、A3よりも大きくして納得することが多い。この時、如何に上手にフレーミング出来ているかはその後への影響が大きい。

風景写真家が大きな判を使いう向があるのもこの理由も大きいと思う。

一方、スナップであれば、ズームの方が良いかもしれないし、または、50mm 35mm 28mmなど、自分の感性や状況、目的に合わせて単焦点のみで写すのも良い。もちろん、24mmや20mmが良いというならばそれでも良い。(望遠方向は100mm程度までか…)

この点、SONY RX100系や、LEICA X Varioなどは、固定焦点の趣があるクリック(ライカは目盛のみだが)が好感される。この仕掛けはその他のスナップ好適とされるカメラやズームに多い。

SONY α7R Mk2は、その機構の改良によって、反応性はスナップにも至適な出来栄えであり、このレンズの選び方には、以上2通りの両方が有りうると思う。

つまり、中判を凌ぐ性能と、スナップにさえ好適な性能を併せ持っている・・・ある意味オールマイティーのイメージが似合う。

先代のモデルでは、スナップは素の7、中判並みの解像力はR付モデルと分担されていたし、使い心地も同じ形のカメラとは思えない程違っていたが、今回はR付モデルの進化が凄まじく、高反応、高精細、高感度何れも、これまでのモデルの良い所を合体させたような出来栄えになっている。

そして、純正レンズを使う限りはディストーションフリー(これはα7系発売当初に非常な混乱状態にあったが、その後、ファームウェアの改良で今ではどのモデルでも殆ど問題なくなったと思う)の画像が素直に得られる。(コンデジでは昔からそうだったのだが)

現在のSONY FE レンズ群はどれも優秀であり、FE銘で、取り立ててこれはダメだという印象を持ったレンズを見かけない。

あとは、希求して止むことを知らない強烈な感性と、経験に裏付けられた技能が、成功への秘訣として残ったということだろうか。

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