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December 20, 2015

Heliar Classic 75mm F/1.8

昭和天皇の御真影はこれで撮影されたといわれるHeliarは、その数々の伝説に事欠かない銘玉だそうだ。僕は近年まで知らなかった。と、いうのも、Heliarは小型カメラ用のものが殆どなくて、一眼レフユーザーにはなじみが無くて当たり前のレンズでもあった。
構成はテッサーの前玉を色消しダブレットにした、といえば解りやすいかもしれないけど、これはれっきとしたフォクトレンダーの発明した銘レンズで、トリプレットの前、後をダブレットにしたと云った方がわかり易い。

ところで、現在Voigtlanderという会社は無くて、コシナがその銘を買い取って久しい。コシナのVoigtlander銘のレンズはユニークな物が多いが、このレンズは素晴らしいレンズだ。テレテッサーを買うならば、こちらのHeliarの方がずっうっと期待が高まる。

レンズ価格は比較的リーズナブルで6万円前後で新品を手に入れられる。VMマウントつまりMマウントなので大抵のミラーレスには装着できる。α7RIIに付けたところ、手振補正が動作する。
あっさりとしたレンズ構成ながら、このレンズは真ん中の凹レンズも色消し構成のダブレットになっていて、凸凹凸の三群ダブレット6枚構成と、クラシックと呼ぶには少し奢った構成になっている。しかし、トリプレットに連なるレンズの基本構成である凸凹凸にタブレットを全て奢った辺り、昔だったら相当高価だったかもしれない。

実写例を未だ掲載できないが、Heliarの名に恥じないヌケの良い美しい画が頼もしい。
拡大ファインダーの目視の印象では、同じ焦点距離の標準ズームの霞んだような像と比較して、非常にメリハリが効いていて、まるでPM2.5が除去されたような清々しさが感じられる。

口径も2枚目色消しダブレットの効果があるのかF1.8と大口径であり、非常に使い易い。
こんなに良いレンズなのに世の中ではあまり噂にならない。

僕はダブルガウス(群が偶数系列)よりもこの手のトリプレットから出発した系列のレンズ、つまり凸凹凸三群を基本とした系のほうがヌケが良くて好印象なレンズが多い様な気がしている。ま、ディストーションの点では偶数系列の方が優れているのではあるが・・・。

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