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January 03, 2016

頭がおかしいとは

「あの人、頭がおかしいんじゃないの」という表現を良く耳にする。
僕はあんまり使わない表現だけど・・・。

この「頭がおかしい」というのは、ほとんどの場合「むかつく」人格という意味につかわれる。つまり、本当におかしいのではなく、人付き合いが変な人の事をそういう風に云うんだろうか。

こういう社会性の人格のことを一括りに「パーソナリティー障害」と呼ぶことも有る。古い言葉では人格障害といわれたものだ。「人格」では誤解を招くということで、呼称が変わったようだ。

僕が感じる事は、この障害には二極性は無くて、多元的に異常が観察されるのだけど、それは病気と健常との間に隙間なく広がるスペクトラムである可能性。フロイトはそうとらえたらしい。神経症と精神病との中間と云う意味で、ボーダーラインと名付けられたようだが、今日的にはそういう事でもない様な気がする。

病気ではないので、薬も無い。時間が解決することも多々あるようだ。
また、この障害の特徴として、大うつ病や、双極性障害などの精神疾患を併発している場合が多い事、そのどちらかが快癒すると、全体的に寛解する傾向が云われている。
つまりパーソナリティー障害と精神病は一種の連鎖をなしている場合が多いということ。で、精神障害を何らかの方法で寛解させると、パソナリティー障害も寛解に向かう、あるいはその逆もあるという、一縷の望みが有る。

大うつ病(メジャー・ディプレション)などは有効な薬が次々と開発されているので、闇に光が射して来た印象がある。

パソナリティー障害が何故起こるのかその病理は、一般に言われるように育成環境によるものなのか、僕には不思議に思える。同じ環境に育っても、双子でない限り、その人の環境は兄弟姉妹でも違うので、環境説も満更無意味ではないと思うし、これが通説となっているにしても、ひょっとすると、それはDNAを励起する触媒(カタリスト)に過ぎないのではないかと思うようになった。

日本人と欧米人との違いの話で、不安感を感じるDNAが日本人の方がはるかに強いという説がある。で、欧米人には冒険家が多い・・・という文脈に使われる話だ。このように、不安など心理的な脳内化学作用はDNAに刻まれている事が多いのではないか。

であるとすると、「病気」ではないと冒頭に書いたことは、ちょっと違ってきて、薬で治せる日が来るかもしれないと、微かな望みを感じる。


今日的には、認知行動療法というのが、勧められているようだが、これを上手く出来る人(医師)が足りない。特にこの国では、医師がそれ行おうとしても環境が悪いのかもしれない。医師とは薬を処方するという定義みたいな暗黙の了解があって、なかなか解決しない。

まして、医師以外の者が不用意に医療類似行為とみなされれば、医師法違反になりかねない。

この国では、一体だれが彼らをケアするのか…真剣に考えられた仕組みがあるとは思えないのだが。

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