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January 28, 2016

第24回あっぷる写真展 「retrospective」

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ちょっと病み上がりだったのだが、縁に引かれて「あっぷる写真展」を訪問した。

もうひとつ惹きつけられたのはその題名「レトロスペクティブ」。

端書の解説『懐古趣味」にはやや唐突の感もあるが、そのように意図したのだと「はっ」とした次第だ。何故って、ついこないだSaul LeiterのResrospektiveを購入してつらつら読んでいたのだから。「おおお、アップル展もついに最終回なのだろうか」と思ってしまった。でも、実の作品群を見ると、物凄いエネルギーはいつまでも続くんだなぁと感心した。多分、端書は少しテレてるんだろうか・・・なんて、写真の原質とは全く関係ないことをアレコレ考えていた。

レロトスペクティブ・・・

ドイツ語と英語の違いはあれ、また、ラテン語系の単語だとしても、これは同じ言葉に違いない。

英語の場合、-tiveで終わる語は形容詞と考えやすい。しかし、形容詞であれば被修飾語が必要で、其れが無い場合は、まあ、名詞と感じる・・・のだが。ただし、冠詞が無いので、「いわゆる・・」と云う様な意味か、特定の事としての固有名詞になる。

すると、懐古的ではなくて、(我々の)回顧録(展)になる。

だって、写真家が良く口にする perspective だって名詞だろうがぁ。
まあ、そんなことはどうでも良い。

この写真展で深く感銘したのは、「写真ってこんな感じだったよなぁ」という一抹の懐かしさだ。だからレトロスペクティブなんだろう。

10名の専門家集団による超絶技巧は真に見事の一言だし。そう、写真って、解像力の力競技じゃないよなぁ・・・と改めて思った。「ぐっ」と来る物がそこにはあった。

写真は感性と技術と努力と妥協しない事による全力投入の産物であり、解像力なんてものはそれと比べると屁の如く惨めだ。カメラ屋は売れればよいだけなのでわかり易い解像力を売り物にするけど、実際のところその差というのは極限られた条件でしか違いが出ないことは散々書いてきた。

幾ら解像していても、へたくそじゃだめだぁ・・・。とすこし惨め垂らしい思いで会場を後にした。

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