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January 19, 2016

Soul 2011

P91421091200_2
(M Zuiko Digital 12mm/2.0  EP-3)
フォーサーズフォーマットの特徴と云うべきか、長所というか短所というか兎も角、シャープ感が非常に高い。ビデオカメラの様な写り方と云っても良い匂いがある。これが良い場合は多々あるのだが、なんかボンヤリさせるために少し弄ったりすることもある。このシャープ感というやつが、なかなか説明しづらいのだが、本当の意味での解像力はそれほどでもないのだが、パッと見たところシャープに見えるという特徴だ。これは、これで使い道によっては凄い作品が出来るのではないか。
で、実はA2程にプリントすると、然程解像していないことが見て取れるのだが、モニター上ではバリバリに写る・・・。現代技術の申し子のようなフォーマットと云って良いのではないだろうか。
↑は、後処理でかなり霞ませ、疑似ビクネットを足している。これで少しだけレトロな雰囲気になってないかなぁ。

不思議なことに、僕の実体験ではあらゆるフォーマットの中でフォーサーズ(マイクロを含む)が一番シャープ感が高くて、1インチ(フォーサーズの約半分強の面積)などはもっとボーっとしている。
この原因は、被写界深度と回折によるものだと考えている。1インチセンサーの場合はf3.2-4.0程度が絞りの上限でそれ以上絞ると回折によるボヤケが見える。
ザイデルの白黒収差はレンズの大きさに比例するので、小さいセンサー用の小さいレンズは焦点距離に比例して各収差が小さくなるので、その意味では小さいセンサーの収差は大きいセンサーの場合と同等なのだが、回折限界だけは光の波長依存なのでセンサーが小さいと絞りを開けないと具合が悪い・・・ところが、絞りを開けるとザイデル収差が大きくなる(コマ収差など)傾向が有るので、1インチセンサーなどでは分が悪くなるという事ではないかと考えている。色収差や歪曲収差はコンピュータで結構簡単に消せるようになったが、コマ収差などはどうにもならない。

で、この数年間、フォーサーズのシャープ感が一番高いと感じてきた理由が分かってきた。本来1/2のf値で被写界深度同等であるのに対して、これまでのフォーサーズ用レンズは比較的暗めだったので、被写界深度が深いという事実上の傾向があった。そして、暗めであるために、コマ収差などが出にくいし、ましてテレセントリック的なレンズ設計からよりシャープに写る傾向が高かった。

・・・これは、レトロフォーカス系レンズの方がテレフォト系レンズよりも高解像力が出やすいということと同義。テレコンバーターはテレフォトの応用であり、解像力が減少することは使った人なら知っているし、最近出てきたマウントアダプターで焦点距離を短くしてイメージサークルを小型センサーに合う様に小さくする系で解像力がupする現象に見られる傾向から理解できるだろう。


↑の12mmはフォーサーズ用であり、f5.6あたりが解像ピークのようだ。f11まで絞るとボケボケになる。絞って暈かしたい向きには好都合だ。

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