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March 24, 2016

SONY α7系の強みと弱み

はSONY α7系のカメラは、その新規性に惹かれて、発売以来のファンだ。
マウントがペコペコするとか、散々悪口を書かれているが、夜の星でも写さない限り気になったことはない。そもそも、星なんて何時もある物だから写したいとあまり思わないので(失礼)、そのようなトラブルに遭遇してないだけなのかもしれない。
その道の人にきくと、一眼レフでミラーアップしてもファインダーからの漏光はあるので、ファインダーシャッターは必須だという。

さて、そんな用途ではなく、ごく普通の用途に使った場合、このa7系は非常に便利なカメラだし、性能も素晴らしい。第一世代がややトロくさくて、手振れ補正も無かったので、んんんという意見もあったと思うが、第二世代ではそんな不満を一気に解消している。

また、多分裏面照射のお蔭だと思うけど第二世代のRモデルの鮮鋭な画像は特筆すべきものがある。レンズが良くなったのではないかと思う程にシャープだ。もちろん既にこのRタイプカメラではLPFレスであり無駄なだけのシャープネスの調整なんて野暮なオプションは無視している。

使うならば第二世代のR付モデルが頭一つ抜けているのではないだろうか。(Sモデルは使ったことが無いので論評できない)

また、無印とRモデルとでは、LPFの有無、裏面照射、画素数の違いなどの理由なのだろうか、倍半分位描写力が違うように思えてならない。やはり、第二世代Rが良い。第一世代は、動作が中判カメラの様な塩梅だったので、スナップ向きではなかった。

さて、いいとこずくめの様な話を書いたが、一方でこの系列には最大の弱点がある。それはレンズのポートフォリオが雑だということ。

そして、Zeiss銘のレンズもズームは結構粗雑な印象であり、これは旧来のAマウントAPS-C用Zeissの様でもある。

不思議なことにCarl Zeiss自身がサードパーティーで入り込んでいる辺り、SONYも手が回らない証拠だと思う。それにしても、近年Carl Zeissは破竹の勢いで色々なシリーズを展開しているので、シリーズ名すら覚えられない。特に解像力重視のOtusは流石にSONY用は無いけど、この馬鹿でかいレンズ、シグマにも似た傾向のが有るけど、一体なんだという感じがする。中判センサーがとても高いので、135判でなんとか中判デジタルなみの描写力をということなのだろうから、我々一般スナップピープルには関係のないレンズともいえる。

SONYはGの更にプレミアムシリーズ、なんとかいうプレミアムレンズ銘を発表したが、案外Zeissを外した方が自由度が高まって良いのかもしれない。コンピュータが自在に使える今日、レンズ設計は製造さえ許せば如何様にでも作れる可能性がある。あとは、製造できるかという技術とコストの問題、現実的な大きさで出来るのかというユーザーサイドの問題をクリアしなければならないが・・・。どのメーカーの何レンズの解像力が高いという評価はそのメーカーの技術力の評価ではなくなりつつある・・・要はレンズに何を求めるのかという価値観が各諸性能に顕れているだけであり、たとえば、ニコンのPF300/4.0などは驚異的レンズだと僕なんかは思ってしまう。僕のような与太郎カメラマンにとっては、サンニッパよりはよほど使い易い。

現代レンズのMTFチャートは設計時点の計算値であり、測定値ではないこと、意外と知られていないかもしれない。つまり、MTFチャートはいかようにでも出来るともいえる。ただし作れればという前提付だが。

この点、ニコンの58/1.4Gは偉いレンズだと思う、総合的なシャープネスはともかく、味わい深いレンズなのでとても興味が湧く・・・ニコンが一体何を考えてこのレンズを作ったのか非常に面白い。多くの評価サイトでは解像力を取り上げて、ボロクソに書いているが、それは評価サイトの限界なのかもしれない。
金が有れば、まず試してみたいレンズなのだが・・・。

ところで、このFEマウントで僕が一番感心したレンズは90mm マクロでこれはSONY G銘。驚異のシャープネスであり、第二世代Rモデルとの共用で、200mm相当以上にクロップしてもなんらの違和感もない。これと比較すると、タムロンの旧型マクロ90mmはまるでボケ玉に思える。

新しいF2.8の標準ズームは大変良いレンズであることを期待したいが、このクラスになると、何かとニコン、キャノンの一眼レフの方がバランスが良くて使い易いということになる。

ニコン、キャノンのプロモデルは堅牢性と使い易さに徹しているので、一台だけならばこちらになるのかなぁ・・・と思う。いずれにしても、純正レンズがキチンとそろっていなければプロはメインに使わないだろうから、暫く時間が掛かるかもしれない。



やはり、a7はニッチな存在なのかもしれない。

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Comments

>近年Carl Zeissは破竹の勢いで色々なシリーズを展開しているので

Zeiss は様々な工業製品やメガネ等々ありとあらゆるレンズを扱う総合
企業なのですが………… 残念なお話ですがそこまで写真用レンズに注力し
数多のレンズを一気に発売できるほどは企業リソースはありません
(もちろんメインの Otus などは Zeiss 設計でしょうが)

実はミラーレス用の Zeiss 85/1.8 のレンズ構成図は Tamron の特許と同一なのです

まあブランドじゃなくレンズは描写なので良いレンズが欲しいですね

※以下のように「お前の書き込みスパムじゃね?」と投稿フォームさんに
怒られてしまったので Zeiss と Tamuron 特許の両構成図の画像のURLは
貼れませんでした
最近何かと厳しいですね

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Posted by: . | March 24, 2016 03:24

何か大変失礼な状況の様で、申し訳ありません。一時、一日にスパム1000件とかいう状況があって、いまだにフィルター付けているんですが…。

つまり、ZeissのはタムロンからOEMを受けているのがある…ということですね。タムロンは色々なコラボでいいレンズを作るようになってきましたね。たしか、このレンズはゾナーだったような…プラナーじゃないんですよね。

しかし、OEMでも全くおんなじではない事がある…そんな経験もしてますし。好きなようにすればよろしい。ですね。

今の内ならばZeissは欧米の宝飾ブランドの様に高ければ売れる。そもそもアパレルの世界もあとでラベル付けるのが当たり前…どこでも同じですね。

Posted by: くーすけ太郎 | March 24, 2016 17:43

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