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April 10, 2016

二兎は追えず

SONY α9の系列の新型機の噂話をあちらこちらで聴くようになった。

SONYは業務用モデルとして出したいのではないか。しかし、現実には業務用であれば一眼レフを超える性能と耐久性、頑丈なシステムが必要だ。

かたや、SONY FEマウント用のGMレンズが発表されて、こちに相当の力を入れ始めたことも解る。GM銘のレンズは相当の高解像力と大きさ、重さ、かなりの高価格が予想される。一眼レフどころではない。135判フルサイズの場合、現在の技術でさえダイナミックレンジを犠牲にして解像力だけ追うのであれば一億画素ぐらいのセンサーを作っても解像するだろうし、其のためのレンズが先に必要という事なのだろうか。
あまり解像力が高いと、レンズ描写の味が心配になるところではあるけど・・・。背反律を退ける知見が備わったという事なのだろうか。・・・ライカのインタビュー記事を読んで、ライカがレンズ一枚一枚の収差を最小に止めているという、聞いたとたんに吹き出しそうな回答があった。でも、まんざらでもないよなあ・・・最近の硝材はアッベの値を自在にする工夫が進んでいるし、本当は別の事を言いたかったのだけど、ちょっと前のズームのようにやたら枚数を増やして、大きくてT値不良の玉は作らないと云っているんだろうな。7枚が丁度良いというあたり、単焦点ならば芸術的な枚数だと思うし・・・。

こうなってくると、一眼レフは動き物狙いで、解像力はそこそこで良い。現在のキャノン、ニコンのフラグシップが頑なにも20MPix近辺のセンサーを死守している辺りから、一眼レフの苦悩を見せつけられる。フルサイズでさえ、これ以上画素数が大きいと使い辛いカメラになるといっているようだ。

ミラーレスはシャッターブレがないので、静物、高解像力指向・・・昔の大判のような位置取りになるのだろうか。α7系を体験すると、明らかに立ち上がりなど一眼レフと比較すると、俊敏ではない。
そうそう、シグマが一眼レフを止めてしまって、ミラーレスに変更し、APS-Hというシグマとしては最大級の大型(笑)センサーを搭載するという。多分シグマのことだろうから、APS-C用が基本でHは派生品。シグマはもとも風景写真などで喜ばれるカメラを作ってきたので、ミラーレスはその点でピッタリ、静物、三脚指向はやはりミラーレスに利がある証左ともいえないか。

ミラーレスって多様だ。

だって、ミラーレスの大陣営のm43は小型軽便を旨とした良くできた、そして大成功したシステムだとおもう。でも、今後はどうなるのか、こちらはこちらでシッカリしてほしいのだが、価格を抑えると業績が上がらないので、高価格が狙えるフルサイズにシフトしたいという気持ちが見え隠れする。PENが廃れてOMが出たのは最近のオリンパスの話ではなくて41年も前の話だということ、気づいている人多いだろうに。

ニコンはミラーレスを小型専用と定義してしまい、少しばかりハズシてしまった観があるし、キャノンは追い上げているけど、イマイチ方向性がよく判らない。

SONYと最近のライカだけがミラーレス大型化重視の方向感を出していて、なんだかなぁ。不思議な観がある。

まあ、大判カメラというのはミラーレスに分類されるといえばされるのだけれど。

つまり、一眼レフは20世紀半ばに咲いたあだ花の様な存在で、光路に無理をさせてピントを合わせる機構を作った。ミラーレスと呼ばれるセンサー直読み方式が出来てしまった後は、時間の問題なのかもしれない。

いずれにしても、二兎を追うと遠回りになってしまうのではないか。

α9(9)のフルサイズ後継機は、いっそのことFEマウントにしてしまえばよい。そうすれば資源効率の点でも、ユーザーフレンドリーと云う意味でも成功すると思う。ただ、こんなこと思っているのは、αマウントカメラをたった3台しか使っていない無責任からの発想なのだろうか。

FEマウント機といっても、αマウントアダプターが付属していれば一切の互換性は解決しそうな話なのだが。

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Comments

>SONYは業務用モデルとして出したいのではないか。しかし、現実には業務用であれば一眼レフを超える性能と耐久性、頑丈なシステムが必要だ。

たしか2~3年ほど前に SONY は海外でのインタビューに答えて
「我々はスチルのシェアとムービーのシェアをトップにし現在のキヤノンに
取って代わる」
と大胆な発言をし実際に直後にプロサポートも始めました
https://www.sony.jp/support/imaging-pro/

外野の勝手な意見としては追いつくのは当分先で取って代わるのは
更に先ではないかとか思われますが SONY はノウハウを蓄積しようと
それなりに冒険して頑張っているようにも見えます

このまま頑張って現在の2強を蹴落としトップを独占する日が来るのか
実に楽しみなお話であります

Posted by: . | April 11, 2016 01:57

まさにその通り、イノベーションこそ発展の元であり、今の状態からどのように変わっていくのか大変興味があります。
だって、100年以上の歴史があった、フィルムが(ちまたから)ほぼなくなってしまったんですから、何があっても可笑しくないんじゃないかと思って、書きました。

Posted by: くーすけ太郎 | April 11, 2016 17:14

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