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April 25, 2016

サードパーティーレンズの動作保証って

ニコンやキャノンを使うプロユーザーはあまりサードパーティー製レンズを使いたがらない傾向がある。動作保証をカメラメーカーに求められないからだ。し、しかも、描画の保証もない。

でも、ニコンやキャノンの様にプロ用デファクトスタンダードカメラであっても、アマチュアも使う訳で、アマチュアの方がこの点に限っては冒険心が強い。つまり、アマであれば命取りになるリスクが少ないからだ。

で、昔からサードパーティーレンズというのは、いつも陰の存在のように世に流れていた。

僕はあまりサードパーティーを使ってこなかった。理由は単純で、かつてサードパーティーは品質が良くないかわりに安いということが同然だった。また、ズームレンズが多くて、これは其の当時としてはあまりプロが使う物では無かった。

時代は下り、デジタル一眼の時代になって、各社とも暗中模索の様な時代が今世紀初頭に起った。その中で、シグマはX3センサーというとてもユニークなセンサーを開発した。これはアイディアは素晴らしいのだが、製造上の頸木もあるのだろうか、なかなか一般のセンサーの様にオールラウンダーとは言い難い。高感度時の耐え難いノイズもその内の一つだし、センサーデーターの読み込み速度の遅さなど、いわゆるスナップ以上に高速性を求められる、スポーツ、舞台、など使い辛いシーンの方が多すぎた。

で、X3センサーは一部の熱狂的ファン以外には見向きもされない存在になってしまった。
また、シグマーもクアトロ型という、ちょっと高感度目的以外には理解不能の不思議な行列センサーを開発して画素数を2000万画素級に持ってきた。まあ、2000万画素というのは、A2判つまり全紙版程度まで破たん無くプリントできるサイズだ。

シグマのレンズは近年高性能化した物が多い、これにエンブレムをアート、スポーツ、コンテンポラリの3つを付けて売り出している。いずれ全製品がこのどれかに成るのだろう。
特にアートのグレードはアートの為には大きさも金もいとわない人向けの仕様であり、シグマをここまで高性能のイメージに持ってきたドライバー的存在だ。

じゃあ、これらの素晴らしいレンズをCANON 5D SR(5000万画素)など、違いが分かるカメラに装着したらよいんじゃないかと思うが、依然としてシグマはサードパーティーなので、カメラメーカー側からの動作保証は得られない。

これって、変だけど、全部そうなんだ。

こうなってくると、動作するかどうかはユーザーリスクになっていること、気づいているかなぁ。勿論、シグマに責任はあるけど、リバースエンジニアリングで作っていると、思わぬ穴に落ちた時、困るでしょう。

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Comments

>リバースエンジニアリングで作っていると、思わぬ穴に落ちた時、困るでしょう。

何度も落とされています
以前は Canon にも Nikon にも「ウチのマウントで勝手な商売するな!」
と怒られて裁判もやりましたが「マウント形状は特許の内に入らない」と
シグマは裁判に勝ち以後色んなところから訴えられつい最近も Nikon に
レンズのズームのアイディアが似てるとか手ぶれ補正時の共振防止が
同じだとか訴えられましたがこれは和解しました

フィルムカメラのころ EOS7 の時にEFレンズの通信の高精度化をされて
当時のシグマとトキナーのレンズはそれ以前の全レンズAF用チップを
交換しないと絞るだけでエラーになってカメラがフリーズするようになり
ました(もちろんユーザーは阿鼻叫喚です)
最近も Nikon のボディの一部でシグマのレンズだけAFできなかったり
手ぶれ補正できなかったりというトラブルが起きUSBドックで対策ファー
ムを配ったりしてました

要するに他人のフンドシで商売するなと未だにシグマは睨まれてる
業界の野良猫であり誰が最初に鈴を着けるかという事が何十年も続いて
いるのです
(特に Canon には相当にらまれた過去がありSAマウントはバヨネットの
形状以外フランジバックも電子接点の仕様まで CanonEFマウントと同じ
であり SD-9 の時にコダックの依頼で コダック向けOEMとして SD-9を
EFマウントで作ってしまった過去があります もちろん Canon に無許可化
なので日本国内では発売できませんでした)

>SIGMA MC-11とタムロンとは意外と相性良し
タムロンはカメラ業界みんなが認める優等生で SONY も Nikon も他の
メーカーもレンズのOEMや硝材のやり取り等でお世話になっており
しかも各メーカーからライセンスを得てマウントの互換性を維持しています
つまりタムロンのレンズは純正と同等のチップが入っておりほぼボディとの
相性による問題はありません

シグマもいずれは今までのペナルティを込めた懲罰的ライセンスの許諾を
受け入れるのかあるいは永遠に反逆児のままでいるのか

1ユーザーとしてはそういうの言いからレンズの動作を安定して使える
ようにしておくれと思うばかりであります

Posted by: . | April 25, 2016 04:21

うかつでした。
EFとバヨネットだけの違いというのは、恐ろしいですね。
確かにフランジバック長だけの特許は新規性が無いので取れないし…

ははは、飛んだ笑い話なんですね。

とはいえ、ユニバーサルマウントが良いとは云わないけど、このマウントの多さは、何とかしてくれ…と叫びたいです。

昔は、タムロン・アダプトールなんて、良い時代もいりましたね。いまだに使えますよ。

Posted by: くーすけ太郎Kuusuke | April 25, 2016 19:23

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