« 撒き餌レンズに超広角はあまり見かけないのだが | Main | ガンレフの解像力番付に謎のモデルが登場 »

May 19, 2016

MC-11でキャノンユーザーはシグマに流れるだろうか

シグマが4月22日に発売した、MC-11は色々と重宝なマウント・コンバーターだ。僕は、結果としてシグマ用とEF用と両方を入手したので、其れなりに出費が出たが、バリエーションの増加効果は凄まじい。なにしろ、タムロンまでSONY Eに付いてしまうのだから。

シグマがなんでコンな物を作ったのかを考えると、色々と想像が膨らんで面白い。

その1、シグマ製EFマウントを使う人々にソニーのEマウントを解放した。・・・これはあまり意味を感じない。ただし、シグマが誇る、巨大、高解像力大口径レンズをFEマウントに提供したことには多少の意味があるけど、これは現在のソニー製小型カメラのコンセプトとちょっと違う。たとえば、35/1.4などを使ってみたい人は、迷わずキャノンやニコンのカメラを先に買ってあるはずだし・・・。

その2 シグマSDシリーズを使っていた人に、ソニーEマウントを解放した・・・。これは、SD-1が売れてないという意味にしかならない。特に、ソニーEマウントはフルサイズも許容するので、シグマのDC(APS-C)レンズはα7系につけてもあまり意味を持たない。つまり、SDシリーズのユーザーがSONYのEマウントに流れるという仕掛けには少し無理がある。まあ、SONYのセンサーがシグマのX3と比較してどうかというような趣味的な比較研究の対象には成りえるけど、それはあまり意味が無い。カメラが違いすぎる。

その3 シグマ製ではないEFマウントを使用していた人に、動作保証外ながらSONY FEマウントを解放した。これは、重大な意味がある。EFマウントは世界一沢山あるレンズだから。しかも、シグマはEFそっくりレンズを作ってきたので、逆も真であり、EFレンズはわりと素直に使える。し、タムロンまで使える。

その4 シグマSAマウントを未だ買っていない人が、近い内に発売されるシグマのクアトロセンサー付のカメラを買い易くできる。つまり、ソニーEマウントの人にレンズもカメラも売り込める。

以上、思いつく限り書いたつもりだ。

この内、3番まではロクな事は無いのだが、シグマが本当にやりたかったのは4番であろうか。

でも、このルートは結構無理がある。ソニーで高解像力も求める人はα7系を使っている筈であり、この解像力は非常に良好であるうえに、ダイナミックレンジが広いので、シグマがターゲットとする風景用にはSONY α7系の方が安心してつかえる。

キャノンユーザーとて、キャノンを使う理由の第一は安心感だろう。そのユーザーが新たなX3ユーザーに成るのかどうか・・・、非常に興味深い。

多分、MC-11だけが異様に売れるというブレークが起きるのではないか。MC-11にはレンズが一枚も入っていないので、利益率は値段の割に高そうだ、これは良い商売になる製品だろう。

なお、フルサイズ高画素機よりもクアトロセンサーの方が良く解像するという説があるが、それは見方によって区々であり、極端に違うというのは、「FAKE…偽」である事に気をつけた方が良い。
現在の高画素時代では既にモニター観察(同じ画角、同じレンズ、同じ大きさ(距離))で明らかにどちらかが圧倒的に解像していたらそれはとても変なことだから・・・。現在の中心解像力は計測器では判断できるけど、目視で違いが分かる時は、手振、ピンボケ、回折、レンズ収差の要素が圧倒的に大きい。特にクアトロセンサーは明暗解像力は正味2000万画素であり、α7Rが画素比半分の解像しかないと仮定しても、ほゞ同等であり、違いが明らかに判るという主張は変だ。実際にはLFPの頸木が無くなったα7Rの解像力は凄まじく良い。明暗比だけならばα7Rは正味3600万画素そのままの解像力がある。それが純粋な青や、赤だと1/4だとかいう議論はあまり意味が無い。クアトロセンサーでは緑と赤の解像力は500万画素だという主張に繋がるからだ。

それよりは、ISO3200が普通に写せるかどうかのほうが、今日的な課題だ。

|

« 撒き餌レンズに超広角はあまり見かけないのだが | Main | ガンレフの解像力番付に謎のモデルが登場 »

SIGMA MC-11」カテゴリの記事

Camera Lens shoping」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 撒き餌レンズに超広角はあまり見かけないのだが | Main | ガンレフの解像力番付に謎のモデルが登場 »