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May 29, 2016

消費税の本質

消費税の引き上げ延期の話題がマスコミで大きく取り上げられている。サミットでの茶番のような「リーマンショック直前」という経済環境認識が失笑を買っている。

経済の先行きはどうもパッとしないというよりは、中国や、その他、何時でも爆発しかねないバブルの匂いや、・・・根本的には総需要が伸びないので、行き詰りになっている訳ではある。

何故総需要が伸びないのか・・・、この議論は諸説あるので決めつけられないけど、ピケティーでなくても、貧富の格差増大が資本主義経済の避けられない副作用であるとすれば、もっとも消費する階層にカネが行きわたっていない事も挙げられる。また、経済が歴史的踊り場になっているのは、現在の社会パラダイムが終焉期を迎え、別の全く新しい社会へと変容をどけようとしている、いわゆるインダストリー4.0前夜という特殊事情があるのかもしれない。

誰かが言っていたけど、何れ「自動車を人が運転する事自体が違法になる世の中が見えてきた」というような具合だ。

ところで、消費税って一体なんだ・・・という疑問を持つことが有る。これって、貨幣の価値を一様に減らすだけの事ではないか。まして、トランザクション毎に減殺されるので、国民の財産を一様にカットして国庫が召し上げる事と比べると、ずっと酷い税金であることに気づく。未来永劫にカネを使うたびに取り上げられるという酷税だ。

これに似た事が、フィナンシャルマーケットでも起こっている。日銀が始めたマイナス金利だ。これによって、10年までの国債流通利回りはマイナスに陥っている。これは由々しき事態だ。国債を買うと損することになる。

しかし、これを逆に見るとどうなるかが面白い。
国庫は国債を発行すれはするほど儲かるという仕組みが内在しているからだ。そう、マイナス金利が長期国債にまで及ぶということは、既に国庫の赤字は解決してしまったようなものだ。ただ、その尻を誰が持つことになるのか・・・これが最大の問題だ。マイナス金利で発行できる国債が消化できるのは、とりもなおさず日銀が買ってくれるという予想があるらなのだが・・・。その歯車が止まった時・・・どうなるのだろうか。こちらは、消費税よりも始末が悪い事になりそうだ。

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