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May 2018

May 25, 2018

ニュージーランド縦走記 21

2018/4/28
朝7時のバスでミルフォードサウンド(Milford Sound)に向かった。帰りは午後7時過ぎの予定。
バスで片道4-5時間の道のり、途中から携帯の電波が来なくなった。
意外と知られていないけど、NZの南西端には巨大なフィヨルド地帯があり、車が行ける道も無く自然の原野と太古の氷河による深い谷が広がる。
話よりも写真をご覧頂いた方が分かりやすい。


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Fujifilm X-E3 10-24mm F/4.0

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May 23, 2018

ニュージーランド縦走記 20

2018/4/27
クイーンズタウン5日目に雨が朝から降っている。こういう時の為に、キウイを保護している施設でキウイを観察することになった。キウイはほゞ漆黒の暗闇のケージで飼育されているので、肉眼では微かにその気配が見える程度。
NZは人間が4足歩行の動物を持ち込むまでは鳥の楽園だったという。キウイの骨格は飛べる鳥と明らかに構造が違うらしい。話によるとホネは隋液で満たされているそうだ。それでは重くて飛べない。
キウイガーデンを見終わり、やることが無い。雨も上がってきたので、街中から見える山に登ることにした。もちろん、ゴンドラで・・・15分程。
クイーンズタウンはリゾートタウンなので、あらゆる遊びが用意されている。バンジージャンプはこの町の近辺が世界最初の発祥聖地らしい。我々は素直に山の上から景色を楽しんだ。


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ニュージーランド縦走記 19

2018/4/26
クイーンズタウンには5泊した。こんな小さな街になんでそんなに長く泊まるのか、娘の説明だと、南極側では珍しい大フィヨルドを見に行くのだけど、天候が不安定なため、現地の天候を見ながら直前に予約するという。フィヨルドまでは直線距離では100キロ程だが、全く道が無いために、往復12時間以上の遠征になるのだそうた。
で、クイーンズタウン3日目は、Lady of the Lakeと呼ばれる蒸気船にのって対岸の牧場まで遠足ということになった。
牧場の事をNZではどうもstationと呼ぶのが普通らしい。ranchとばかり思っていたので、ちょっと日本人にはより分かりやすい呼び名に感動した。
この蒸気船は1912年、タイタニック号と同じ年に造られたイギリス製の鋼船。形も良く似ている。タイタニックというとジェームスキャメロンのあまり趣味のよくないメロドラマ風のアカデミー賞映画を思い出しがち。でも、当時最新鋭の豪華客船だし、マルコーニが発明した無線電信も装備されていた。(真空管の無い時代の話)
今回この船に乗って気づいたのだけど、僕は初めて蒸気船に乗った。蒸気エンジンの構造も初めて見て驚いた。蒸気タービンではない、レシプロエンジン、三気筒、シリンダーが高圧、中圧、低圧とあって段々と断面積が大きくなる。初めてみる形でおどろいた。(wikipediaによるとこれを複式蒸気機関と呼ぶらしい)つまり蒸気を三回使いまわすということのようだ。その異様に大きなエンジンをみて、昔の人は頭が良かったんだなぁと思った。


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May 20, 2018

ニュージーランド縦走記 18

2018/4/25
クイーンズタウンは、NZ南部ほぼ亜南極に近い高級リゾート地。
面積が琵琶湖の半分にもなるという巨大な氷河湖の入り江に立地する。
地名はビクトリア女王を讃えたものだと思うけど、女王の名を冠する街は美しい。天候はめまぐるしく変化するものの、晴れた日は最高だ。
この街は完全な観光地であり、巨大な箱根芦ノ湖畔と言ったら分かりやすいだろうか。
亜南極とは南極圏に近い南緯46度以南-60度辺りに属する地域の総称。クイーンズタウンは南緯45度にあるので亜南極の定義では少し北あるが、NZ南部に位置する島々は亜南極地方とされている場合が多い。

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May 19, 2018

ニュージーランド縦走記 16

018/4/24
成田を飛び立ってから11日目になった。
テカポから南部の美しい街クイーンズタウンまで6時間の予定でバスに乗った。
事前に全く知らなかったのだが、この路線乗合観光バスはマウント・クックで昼休みを取る。マウント・クックはもちろんクック船長の名前を冠したNZ最高峰、富士山よりも高い山だ。
初登頂は、エベレスト初登頂で有名なエドモンド・ヒラリー卿。ヒラリー卿はNZの出身でマウント・クックで訓練したといわれているそうだ。これまでの登頂挑戦者の10%が死亡しているとされる過酷な山と聞く。今回は雲に隠れて山頂が見えなかったが、あの雲の向こうにピークがあるという予感を感じながら、山を後にした。


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ニュージーランド縦走記 15 余話

僕は昨年まで南半球に行ったことが無かった。南半球では風呂の水が逆回りで穴から抜けていくなどという都市伝説があるが、まだ試したことが無い。
30年ぐらい前にシンガポールで道に迷った事が有る。シンガポールは一応北半球だけど、北緯1度30分、ほぼ赤道直下だ。ここで太陽は天頂に南中(??)するので、我々北の人間には方向感覚がおかしくなるようになっている。
昨年シドニーの道が分かりづらいと思ったのも同じような事情で、いかに我々が太陽の位置によって直感的に位置を感じているのかよくわかった。
さて、今回はほゞ亜南極圏での旅、太陽は西から出て東に沈む、まるで別の惑星に来たような気分だった。
太陽の向きから東西南北が直感出来ない。結局iPhoneのコンパスをしょっちゅう出して調べることになった。僕は腕時計にもコンパス付のを使っているけど、腕時計のは360分法の数値であらわされるので分かりづらい。その点、iPhoneのコンパスは正確で敏感で頼もしい。
写真はTEKAPO湖、東??笑…に沈む太陽
東に沈むので、南側(実は北側)斜面が照らされている(笑)


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ニュージーランド縦走記 15

2018/4/23 
Lake Tekapo Good shepherd
その晩9時半ごろ、世界遺産になるという天の川を写すことにした。カメラは何度も書くが富士フィルムのハーフサイズカメラ。世にいうAPS-Cのミラーレス。
インスタグラムで有名なGood Shepherd 教会を背景に写すことにした。
ロッジから直線距離で1キロ程度。幸い上弦の半月が10時半ごろに沈むはずだったので、その1時間前に歩き出した。気温は5-6度だろうか。寒い。
ロッジには明かりが有ったが、道は高速道路…NZの道路は大抵高速道路で100キロで走れるが、人は横断出来ないし、歩いても行けない…ところを歩いて移動した。
教会に近づくと、漆黒の闇、娘がiPhoneの明かりを照らして20分ほどかけて教会にたどり着く。
どういうわけか、車が山の様にいる。辺り一面中国語と思われる言葉が飛び交う。世界遺産にするとこういうことになるんだ、地球の反対側でも痛感した。
ともかく、見たような画角になるように三脚を置き、レンズは10mmF/4.0 これでちょうど15mm見当になるがやや暗い。

ギリギリの露出を掛けて写したのを一枚掲載するが、天の川って決してこのように見えるわけでもなく、ただぼんやりと白い筋が天空を横切るだけだ。緯度が高い分やや北側に傾いて見える。なにしろ、オリオンが北の空地平線の近くに見える場所だから。
写真の出来栄えはさっぱりだけど、世界一良く見える天の川でも結構難しいと後で気づいた。露出が一段以上不足している。しかし、開放絞りで、露出時間もセオリーギリギリの長時間露光…これ以上伸ばすと星が流れてしまう。カメラのダイナミックレンジギリギリで写したつもりだが、どうにか雰囲気だけ写っただけ…まあ、星屋ではないし、もともと星は写さない主義なので、この程度でお茶を濁してよいことにした。
フルサイズカメラならばあと1-2段分程度ダイナミックレンジがあるので、料理しやすそうだ。また、フジの拡大MFのやりかたが良くわからず、とりあえず遠方の輝点がある景色に合わせて、そのまま触らずに仰角をつけるというかなり荒っぽいやり方をした。こういう時、古いレンズでMFが機械式だとありがたい。

余りにも寒いので30分程で帰ることにしたけど、懐中電灯を忘れたことは痛かった。まだ月が地平線より上にあったので、なんとか帰宅できた。
それにしても、撮影者(三脚)はざっと20人(本)以上いたし、関係ない連中は懐中電灯がちがちつけているし、日本の蛍撮影の様な横柄なカメラマンはいないので、文句も言わない。つまり、ノイズなく写すことの方がむすがしい。
でも、こんなに暗いところでライトつけるなという方が横柄だから、仕方がない。風景はカメラマンの為にあるわけではない。

これから、真冬に向かっていつまでここに来られるのか知らないけど、もう少し寒くなってからの方が良いのかもしれない。と、思った。

なお、撮影条件について余談。
PSのブラシを星空には使っていないので、天の川の形は正しいと思う。
色は赤色をギリギリブーストしてこのコントラストになり、この色以外ではコントラストが破綻する。色フィルターはない。
画角は15mm相当なので、画面上方は天頂を写している。

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Rを強めにゲインを立てて漸くコントラストを出した。下の方にノイズが見苦しいが、敢えて消していない。

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May 18, 2018

ニュージーランド縦走記 14

朝7時の路線乗合観光バスという不思議なバスに乗った。行き先は星空世界遺産申請中のテカポ湖。このために、普段持って歩かない三脚とレリーズケーブルを準備した。
バスは約4時間かけてテカポ湖に到着。インスタグラムなどで有名なGood Shepherd教会で散策してから、ホテルについた。ホテルというよりもロッジだ。
ここでは一泊の予定。なぜならは、クライストチャーチから南部の有名リゾートクイーンズタウンまではバスで10時間以上かかるので、一旦小休止という塩梅を娘が発案してくれたもの。
テカポは世界遺産だけあって、晴天率が極めて高く、天の川が肉眼ではっきり見える確率が相当あるらしい。
天の川の写し方は昨年6月に露出計算や仰角、画角など一応教わってあったが、その時は場所が長野県の山の中にもかかわらず街の灯で照らされてあまりはっきり見えなかった。今回はスマホのアプリを準備して天の川の位置がわかるようになっているので安心。
ただ、電波が届かないとスマホが使えない。まあ、NZで電波が来ない事は良くある事なので仕方ない。住民300人の村だしなおさら不安だ。
なお、天の川ならばバリっとしたフルサイズカメラが常識だろうけど、なにしろ17日間、4回の飛行機と数回のバス旅なのでカメラはフジフィルムのハーフサイズ…あとは、腕のみが頼り、頼りない腕ではあるけど、他人の腕を借りるわけにもいかない。

なお、写真中の教会の屋根にみえる十字の光芒は自然に写ったもの。十字架の裏に太陽を置くと、光芒が十字になることを初めて知った。

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ニュージーランド縦走記 13

2018/4/22
クライストチャーチ3日目。
ここ一週間の強行軍で、ちょっとへばり気味。一日ハウスキーピングもことわって昼寝。
夕食は娘がトラムレストランを予約してくれたので、市内観光(と云っても既に見ている景色)をかねて、レストラン仕様のトラムで街を何周もしながら、イギリス式の正式フレンチディナーを食べた。
列車はカテドラルジャンクションというニューリージェントストリートの端から発車。乗車前に、コートは外のハンガーに預かるという念の入れようで、メートルDがいる正式のレストラン。客は一組ずつ名前を呼ばれると、ボーイが席まで案内してくれる。僕らのボーイはトービンという若者だった。シャンパン、スターター、メイン、デザートというまあ、普通のコースだけと、全部食べ終わるまでに2時間半ぐらいはかかった。この間、列車は市内を何回もグルグル回る。トラムにトイレもあるが、出発点の駅に到着すると、街のトイレを使う事もできる。ここまで工夫したトラムレストランには感心するしなかった。主要産業が観光の街だからできる心遣いなのかもしれない。
いよいよ翌日は朝7時にバスに乗って、4時間、世界遺産申請中のテカポに向かう。
長旅の丁度折り返し点、疲れが溜まってきた感じもこの素晴らしいレストランで随分回復した気分だ。


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May 15, 2018

ニュージーランド縦走記 11

2018/4/21
クライストチャーチには多分3泊した。記憶が怪しい。20日空港に降り立ったとき、荷物の出口が表示されず(つまり万事いい加減)、往生したが、ともかく何とか受け取り、ホテルに着くと、くたくたになっていて眠ってしまった。たしか、夕食は遅くにホテルのグリルで摂った。部屋から見える街の風情はヨーロッパのいろで、なにか物悲しい。
翌日街に出る。
すぐそばに、ニュー・リージェントストリートというのがあって、まるで東南アジアの屋台街のようなところで、所狭しとスペイン風の門構えの店並みが少し続く、道の真ん中をトラムが走る、なんとも古風な街。ここが旧市街の中心の様だ。
ロンドンのリージェントストリートを思い描くと、吹き出してしまいそうな風景だけど、なんとも親しみやすい。
ここはまず最初に復興させたところらしい。
クライストチャーチは多分現代日本人が一番よく名前を憶えているNZの街だろう。3.11の1ケ月前に大震災があり、多くの方々と、多くの日本人留学生の若者が亡くなったところだ。
あれから7年が経過し、街の主だったところは随分広い面積が、何もない、がれきさえ残る荒地として残っている。
特に我々が泊まったホテルの周りには、建物が何もない。ホテルは30階ほどの高層ビルだが、それがポツンとそびえているだけ。
恐らく、この町の周囲どこからも重機も調達できず、工事が進まないのだろう。
クライストチャーチといえば、NZでもっともイギリス風の街だそうだけど、何しろ主だったところが崩壊している姿に胸を痛めた。

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May 14, 2018

ニュージーランド縦走記 10

2018/4/20
ロトルアは小さな町だけど、空港が有る。ここから、小型プロペラ機で一気に南島に渡る。
大きなスーツケースをゴロゴロ持ち込んで、ゴールドメンバーのチェックインをしたいとNZ航空の地上職員に申し出ると、ゴールドチェックインはないけど、私がやりますと、丁寧な対応。荷物チェックが一切ないことには仰天した。まるで、30年前の搭乗とにている。
機体はヨーロッパ製、ATR-72型、ターボプロップ式なので、事実上はジェット機と同様なタービンエンジンなのだけど、近距離や小さな空港の場合はプロペラ機が多様される。
エンジン音はA320で好評な方のエンジンに良く似た低音で、安心感がある。乗ってみて、プロペラを見なければジェット機に乗っているのと違わない。
なんで、プロペラ機の方か離陸距離が短いのかよくわからない。逆にプロペラ機は速度の限界があり、大体ジェット機の速度の半分ちょっとが限界。
ロトルアから南島クライストチャーチまで、約2時間の飛行だ。


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May 09, 2018

ニュージーランド縦走記 9

2018/4/19
マオリの事
ロトルア湖のほとりにはマオリの保存集落がある。そして、そこにはアングリカ(英国聖公会)・チャーチもあり、ステンドグラスにはマオリの衣装のキリスト像。
マオリはニュージーランドの先住民で人口の15パーセント程度を占める。NZの公用語は英語とマオリ語だ。
所謂ポリネシア文化の発祥地で、ハワイの言葉によく似た語感のマオリ語はどことなく懐かしい。
完全にイギリスのコピーに見えたこの国も、マオリの存在により、ポリネシアにいる事を実感する。


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May 08, 2018

ニュージーランド縦走記 8

2018/4/19
#WAIOTAPU にて、
前日のTEPUAはROTORUA市内から路線バスで行ける程度の郊外だったか、WAIOTAPUは数十キロ遠方にあるため、送迎バスを呼んでもらった。
これこそ世界遺産たる所以のクレーターが無数に存在する、地獄画の様だった。圧巻はヒ素の池、黄緑色の水は天然物とは思えず、これが全部毒水だと思うと生きた心地がしなかった。
いずれにしても、まあ、写真作品にするようなところではないので、ただただ驚いて見て回った。一日がかりの遠足になった。


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この黄色い水はヒ素の池だという

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May 07, 2018

ニュージーランド縦走記 7

2018/4/18 Rotorua
北島のほゞ真ん中、ロトルアはマオリの聖地でもあり、世界遺産、巨大なカルデラ湖を臨む温泉街(??)でもある。
市内はもとより、周囲数十キロの範囲で噴煙、噴気が上がる異様な雰囲気を醸している。
噴気の匂いは亜硫酸ガスのほか、鉄、ヒ素、マグネシウムなど様々な鉱物がまじりあい、独特の毒身を帯びた匂いが漂っている。
カルデラ湖は10万年前に出来たと言われているが、いたるところにクレーターが存在し、スパはこの街の重要な観光資源。
この何ともおどろおどろしい景色に驚愕した。
市内には大型のスパもあるが、水着を着て入る気軽な浴場で、普段入浴になれていない人々が喜んではいる。カメラはは腐食が懸念されるので持参しなかったので、写真はない。泥んこ風呂に入ってみたのだが…。

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May 05, 2018

ニュージーランド縦走記 6

2018/4/17 夕刻
4時間バスに揺られて、日暮れ前にロトルアに到着した。これからここに3泊の予定。アパート式ホテルなので、キッチン、洗濯機、乾燥機などの設備が有り、オークランドで流した大量の汗を洗うのには有り難い。ただし、フロントは9時には閉まってしまう。
事前に聞いてあったレストランが並ぶ街区に行って漸く夕食にありついた。ここでも、生ガキ。多分4回目ぐらいだ。
ロトルアの街は全体に亜硫酸ガスの様なにおいがただよっていて、さしずめ奥日光湯元温泉。しかし、日本で慣れている匂いとは少し違う。鉄分或いはマグネシウムが含まれているのか、錆の匂いが漂う。
何処でもそうだか、NZの料理は大きい。

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May 04, 2018

ニュージーランド縦走記 5

2018/4/17
NZ最大の都市オークランドには2泊だけして、昼過ぎから路線バスで北島の真ん中あたりにあるロトルア(Rotorua)という世界遺産、巨大な火山地帯に行くことになった。バスで4時間の距離、約300km先の巨大なカルデラ湖と無数の噴火口が有る街だ。
世界遺産といっても自然遺産、風景写真はポートレートの次に縁のない僕にとっては、初めての海外での風景撮影となる。
これまで何回海外に出向いたかしれないが、常に都市のスナップだけやってきた。街撮りは僕にとっては自然の慣わしであり、当たり前のことだった。したがって風光明媚な所への観光旅行というものは殆どしたことが無かった。写真とはそういうものだと思って半世紀を過ごしてきた。
3月の作品展も終わり、周りを見渡して、どうも世の中でそんなことをやっているのはドンキホーテの様な物なのかもしれないと思うようになり。自分の価値観が信じられない。もう、シャッターが押せなくなった。4月の初めに写真が写せないと感じた。
では、風景やポートレートがすぐに出来るかというと、技術も経験も無くて、どうやってよいのか分からない。昨年の末にオーストラリアに行き、ヨーロッパ街撮り写真作品の補強の撮影の為1週間程滞在した。その際、「オーストラリアの砂漠を横断して、見たこともないような景色を写してみたい」と思っていたことを実行に移そうと思った。
でも、色々調べると、オーストラリアの横断には最低でも10000キロ走る必要があり、砂漠に道があまりないし、補給が出来るかどうかもわからない。ガソリンをポリタンに積んで走るというまるでマッドマックスの真似事を計画してるようで、途中でやめようという事になった。その代りが一度も訪れたことが無いニュージーランドの縦走2000kmの旅だった。

ともかく、これから2週間ほどは風景しか写すものが無い。それが山であれ、湖であれ、夕景や星空であれ写さなければ何もすることが無い。その時、自分を追い込んでみたかった。

常識的にはそういう時には大きなカメラで頑丈で良く写るものを持っていくべきだけど、路線バスではそう大荷物も持てない。普段から一番使ってるソニーかフジの小型ミラーレスで行こうと思った。ここで普通の人ならば風景はソニーと思うところだけど、レンズを余り持ってないし、実はソニーが軽いのはボディーだけ。フジはハーフサイズなので風景なんてとても駄目と思うかもしれないけど、練習だし、僕が一番使い慣れていて、漆黒の闇でも操作できるのはフジとニコンだけ…。フジで風景などが一通り写せるセットはあるので、デカいナショジオのカメラバックに一式が10kgを越えない事を確認して飛行機に乗った。

写真はオークランドで…スナップ

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May 03, 2018

ニュージーランド縦走記 4

2018年4月16日、オークランド2日目

オークランドの街並みはシドニーに良く似ている。ただ、規模はかなり小さい。
港湾部を抱え、ピアが並んだあたりから直線的に繁華街が連なるあたりは少し違うけど、店も似たようなところが多く、シドニーに暮らしていた娘も良く似ていると思ったらしい。

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ただし、夜になると9時ごろには人通りがめっきり減ってしまう。このあたりは、如何にものどかな雰囲気がただよう。

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May 02, 2018

ニュージーランド縦走記 3

2018年4月15日
オークランド(Auckland)初日

早朝、飛行機はオークランド空港に到着した。
入管カードに最初の宿泊場所を記入ししなければいけないので、iPhoneのメモに書き込んであるつもりだった。どうも、文字化け…候補単語の選択間違いで、ホテルの名前が出てこない。
データ通信が飛行中は出来ないので、娘が用意してくれていた旅程表のpdfもダウンロードできない。往生して、当て推量でなんとかカード記入を済ませてパスポートコントロールを通過した。
昨年オーストラリアに入国した際も極めて厳密な調査票だったが、ニュージーランドも負けず厳しい。適当な事を書いて咎められると最低400ドルの罰金だという。

恐る恐る税関に差し掛かると、いきなりXレイを通せといわれる。ほゞ全員の荷物が検査されるようだった。

南太平洋のパラダイスには余計な物を持ち込むなとばかり、キャンプ用品を持っているかなどという問いも有る。

ともかく、オーストラリアよりも厳しい税関も通り抜けることができて、タクシーに乗ると、辺り一面豪雨。

娘は同日にシドニーからやって来てホテルで落ち合う予定だったが、カンタスの全便が運航停止になって数時間遅れることが判明した。

実はホテルの所在地も調べてなかったのだか、ついてみると随分と場末に感じられ、ちょっと困ったなぁと思った。オークランドの地理は全く知らない。

ホテルのフロントで交渉して、即時チェックインさせてくれないかと問いかけると、なんと早朝9時過ぎなのにOKだという、それもチャージはされないらしい。

オークランドの気温は23度ぐらいだが湿度が100%と、非常にムシムシする。ホテルの小部屋でエアコンをガンガンかけて、昼寝を決め込んだ。

夕刻、娘が到着して、食事に出かけた。

後で気づいたのだが、ニュージーランドは生牡蠣が美味しい。それも純粋の生もあるし、バターで絡めたのもまたおいしい。滞在中ほゞ毎日生ガキを食べた。
そして、すこぶるワインが旨い。毎日1本見当を平らげていた。

写真はオークランドタワーとホテルのレストランで翌日のランチに食べた牡蠣…2回目。
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May 01, 2018

ニュージーランド縦走記 2

2018年4月14日夕刻、成田空港、

僕は初めてニュージーランド航空の機体に座った。機材はB787-900型、最新鋭機だ。驚いたことにキャビン内が紫色に輝いている。
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この2枚の写真の色は誇張ではない。シャンパンゴールドの色がほゞ自然に写っていることや、TVモニターの色が正常であることから、そのことは分かると思う。

あとで気づいたのだが、B787は室内灯の色が七色に変えられることを忘れていた。
数年前、松山空港でリチウム電池発煙によってB787の運用が一時停止された事件が有った。その後、再開前日に新千歳発羽田行の再開記念一番機に乗るためにワザワザ羽田からB777に乗って行った事が有る。その日CAから手渡された手書きの記念メッセージカードをまだ持っている。その機内は七色の虹色アーチの様に輝いていた。

つまり、同じやり方でニュージーランド航空が紫色のニクい演出をしていたのだった。
でも、その衝撃はそれだけでは済まなかった。キャビンの前方席は所謂ビジネスファーストだが横三列、ななめに腰かける、一人席と斜め向かい合わせ席、おまけにスツール付という見たことが無いレイアウトだ。

このデザインには心底仰天した。

まして、寝る段になると、席がリクライニングするのではなくて、逆に前に伏せてきてフルフラットになり、CAが寝具を敷いてくれる。寝床を作って寝具を敷いてくれるのはANAではファーストクラスだけのもてなしだ。
さらにたまげたのは、ほとんどの乗客はニュージーランド人だと思われたが、ほぼ全員が9時には寝床を作ってもらい寝てしまった。

なんだか、いきなり牧歌的な和みを感じさせる国の予感に、ワインの酔いも交じってこれからの冒険の期待に心が高鳴った。
因みに、この時点で僕は飛行機の行き先がオークランドだということだけは承知していたが、泊まるホテルの名前も定かに覚えていなかった。さらに、その後の行程も全く承知していなかった。もともと、僕はどこに行くのにもそんな按配で出かけることが多い。

この僕の性格は僕の写真そのものであって、いずれ詳しく述べるが、写真には絵画とは全く違う面が有る。し、また絵画と同じような面もある。

何を写すか決まっていて、それを上手に写すのは絵画の延長であり、美術工芸の側面だとおもって50年ぐらいが経過する。

写真の美術工芸ではない側面、それこそ、突拍子もない事や物を即座にとらえる事、予想出来ない物をとらえることだと信じ切って、半世紀。見たものが共感者でない場合は理解できないかもしれないリスクを乗り越える力が必要な感覚。自分だけの為に写す執着。

その信念がどうもこのごろ怪しく思えてきて、暫く写真を写さないと決めたのが4月の初め、でも、やはり全く写さないわけには行かない…。すでに、息をすることと、写真をすることは同じぐらいに思えてならない。
最後の写真は、離陸直前、前の機が滑走路に入っていく様子。
カメラは全てFujifilm
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ニュージーランド縦走記 1

2018年4月14日夕刻、成田空港からNZ縦走のために旅立った。
主要な目的は撮影ではなくて、一年間オーストラリアに滞在していた娘と出会って、ニュージーランドを縦走して一緒に帰還するということだった。そうはいうものの、期間は4/14-4/30と2週間を超える大旅行になる予定だった。

僕はNZについての知識は全くなくて、北島のオークランドが最大の都市てあることも知らなかった。
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写真は南島南部、亜南極圏に属するクイーンズタウンが臨む湖を街対岸から撮影したもの。琵琶湖の半分の大きさの巨大湖であるため、28mm換算のレンズで10枚写したファイルからスチッチング合成した。いかに雄大な風景なのかが感じてもらえたら嬉しい。

この間、オークランドを起点に、北島中心部ロトルアで世界遺産をみて、南島の最大都市クライストチャーチまではプロペラ飛行機を使用したが、それ以外は全て乗合路線バスを使うというまことにのどかというか、地べたを走ることに徹し、時間を掛けた旅になった。

南島のテカポはその星空が世界遺産申請されているということであったので、一応天の川が写せるぐらいの準備はした。その他は、特に意図した風景を写すわけでもないし、20日に近い長い旅なので機材は最小限、Fujifilm で構成された最近のガゼットを持っていくことにした。結局これは正解だった。

暫くの間、この旅行記にお付き合い頂きたい。

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