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March 06, 2019

カメラ・レンズマニアの皆様へ

世のカメラ・レンズマニアの方々につくづく思うことを話します。私の意見に興味のある方はぜひ読んでくださいませ。

最近開発されているカメラやレンズの解像力やボケ方などは驚異的に優れたものか氾濫しています。
でも、そんな驚解像の機材が必ずしも良い写真を写すかどうかは、目的次第で、ちょっと違うのではないかと思うんです。
最近の驚解像レンズのほとんどは驚重量レンズで持ち運び不便なものが沢山あります。でも、MTF曲線がフラットだと買っちゃう気持ちもわかります。
動かない物(物撮り)や、写されていることが分かっている人物(ポートレート)、どのような環境で写すのかわかっている場合(プロフェッショナル)等はそれでも良いと思います。

でも、私は素人なので、誰にも依頼されないし、だれも撮影許可をくれない、まあ、何を写すかわからない状態が9割以上です。
機材を選ぶときはなるべく素早く、必要最小限の精密さで写せる物を選ぶことになります。
すると、どうしても驚解像のカメラやレンズは選ばれません。持ち歩けないし、即座に(発見してから1秒以内で)写せないからです。
だからここ数年、SONYやフジフィルム、ライカなどを選ぶ機会が増えました。
この一年間、一度も(私の主力機材つまりほとんどのシステムを所有している)NIKONの一眼レフを使いませんでした。もちろん、D850もZ7も揃えましたが、作品撮影用に使う機会はまだありません。
私の様な者には、プロも使う一眼レフは分不相応に巨大なシステムで、使う機会が少ないんです。で、多くの(自分としては不満のない性能をもつ)機材を朋友に使ってもらったりして、元を取っているというところでしょうか。

私は20代初めに父から餞別でもらったローライ製テッサー40mmをずっと使ってきました。目測ですし、ろくに写らないのだけど、40年間で残された写真は宝物です。
テッサ―はロシア語でインダスターというのかな。今ではライカM10にそのインダスター50mmを装着して、でたらめな絞り表示をペイントで直したり、ビゾフレックス(最新のライカEVF)でピントを出して写してみたり、昔はどう写っていたのか確認したりしています。

意外と知らない人が多いので、一言追加します。
古い設計のライカやカールツァイスのレンズは今の驚解像レンズと比べたら相当ぼんやりしています。でも、そんなレンズで銘写真が生まれてきたことも事実です。
最近のボリウッドムービーを見ながら、写しているのか、描いているのか分からない精細画像の連続に、撮影というのは死語になってしまいそうで怖いです。

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