AF-S NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR II DX

August 26, 2016

ROMAで使ったNikon D3300

Dsc_08861200
ROMA, Aug. 2014撮影、Nikon D3300(赤)、AF-S Nikkor 18-55/3.5-5.6 VR II

2014年の夏、初めて南ヨーロッパを訪れた。フランクフルトから旅立って着いた空港はローマ、ダビンチ空港。
いきなり雲助タクシーに乗ってしまい。ボストンバックを一個車内に忘れてしまった。時刻は深夜2時ごろのできごと。
ボストンバックには、人工呼吸器、PC、α7R用の充電器、カシオの高級電波腕時計など、高価な物、しかも人工呼吸器のように命にかかわるものも入っていたので、その事件いらい暫く悔しいやら心配やらで、滞在中ずっと最悪の気分だったという記憶が今でも鮮明だ。

爾来、というか、昔からヨーロッパ圏内のフライトでは荷物が着かないことを多数経験しているので、最低限のサバイバルが出来る様に荷物を重複化する知恵はあったものの、まさか、手荷物のボストンバックをごっそり雲助タクシーにとられるとは予想していなかったので、大迂闊であった。当時のフラグシップα7Rは無事だった者の、充電ができなければ一週間の撮影は不能だ。

その後約1週間ローマに滞在したのたが、あまり問題なく写真が出来たのは、スーツケースに忍ばせてあった、Nikon D3300とAf-s DX Nikkor 18-400mmが有ったおかげだ。

このカメラはあまりにもエントリー機なので、親指AFが事実上使い物にならないなど、プロユースには適していないものの、親指AFの真の意味が分からない程度のユーザーであれば、大して立派なモデルだ。それに、付属のキットズームも頗る優秀だ。
多分、ニコンのエントリー機で親指AFが上位機並みに使えるのは無いのかもしれないので、サブとして持っていくとなると、現行機ではD7200あたりか・・・。
しかし、このクラスのAPS-Cモデルはフルサイズ並みに大きいので、一層の事D750/610などのフルサイズを使った方が精神衛生には良いかもしれない。

ただし、フルサイズ一眼のレンズ特にズームはムタイにも巨大であり、それも高性能のものほど大きい・これもこまりものだ。

まあ、下らない話はこれぐらいにして、要はメインで使おうとしていたカメラが使えなくなったとき、サブのカメラをどうするのかということになる。ここで、α7をサブに持っていけばよかったともいえるけど、電源が失われたので、ここではワークしない。

その後、この事件に懲りて、ソニーの電源システムはかなり充実させて、荷物間でもバックアップ可能な程の個体を集めた。

あとは、速射性なんだけど、そりゃSONYよりはニコンでしょう。ただし、D3300はバッタのようなシャッター音なので、どうもノリノリになることが無い。で、スナップ失格という考え方もあるだろう。

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July 15, 2015

説明できない何か (2)

説明できないのだが、時に吸い寄せられるものがある。
Dsc_1308


説明が書けないので写真を写すわけでもある。

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April 28, 2015

ステップ式、写真の魅力

段々気が付いてきた。魅力の底が知れない写真のステップについて。

その1
写真が好きな人は誰でも最初は身の回りの記録に魅了される。自分が棲んでいるこの世界で自分が見た物を記憶する手段として。家族を写し、友を写し、美しい風景の記憶を残そうとする。もっとも原初的な魅力として、人を写真に近づかせる引力だ。

その2
暫くして、写真機に慣れてくると、コツを覚えるので、自分が写したいものを上手に写せることに、自画自賛するようになる。写真が最も魅力的に感じる時間だ。

その3
歴史的名作に触れる回数が増してくると、「自分もあのように写したい」と思うようになる。そして、その真似を営々とつづける。答えが出ない、煉獄の時代だ。

その4
ギャラリーを頻繁に徘徊しては、「うーん」とか「自分でも写せる」、「なんでこんなものが選ばれるのか」などと人のモノを批評したくなる。非常に高慢ちきな自己に気づかない瞬間だ。

その5
人の習作に触れる機会が増して、人間の感性と技能とに無限のバリエーションがあることに気づく。そして、この広大な宇宙の中で、自分の位置がドンな物なのか悩むようになる。もっとも写真を深く愛する時だ。

その6
そのうち、段々と写真とは何なのだろうかと思うようになる。画の様な物、実物のコピー、技能に裏打ちされた虚構の世界、人間の内面表現などなど・・・さらに悩みは深まり、更に写真への憧憬が底知れなくなってく。

NikonD3300 キット標準ズーム
Dsc_1375


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March 23, 2015

君たち、これからどうする

云っちゃあなんだが、カメラ選びは如何したら良いのかという悩みは殆ど無意味化した。それほど現代のデジタルカメラはどれも良く写る。画素数は?と、良く問われるが、「まあ、1000万もあれば十分でしょう」と答える。それよりも高感度ダイナミックレンジの方がよっぽどクリティカルだ。その点でも現在販売されているカメラならば何の問題も感じない。

最大の問題は、写真とのかかわり方であり、それが修験者の様な人もあれば、記念写真オンリーの場合もあるだろう。

僕としては、「ハッ」としたソノ「ハッ」が写せることが一番大切なのだが・・・。

Nikon D3300 Af-s Nikkor 18-55 GVRII
Dsc_1611

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December 24, 2014

クリスマス プディング…爆発注意(笑)

イギリスにいる家族からクリスマスプレゼントが届いた。その中に「クリスマス プディング」が入っていた。
プディングといっても、プリンではない。チャールス・ディケンスの小説に出て来る、あのクリスマス・プディングだ。「お母さんは、クリスマス・プディングが爆発しないかどうかハラハラしながら火加減を見ている」と云う様な記述があったことを記憶している。

どうしてプディングが爆発するのだろうかと不審に思ったが、これは一年間漬けこんだ果物と砂糖と、脂肪と小麦粉の塊の様な物なので、まあ、爆発することも有りそうだ。

イギリスのクリスマス菓子としてミンス・パイというのは食べたことがあったが、クリスマス・プディングというのは話で聞いたことしかなかった。まさかこんな極東の街まで送られてくるとは想像もしていなかった。

そもそも、ミンス・パイだって、別にミンチ肉が入っている訳ではない。語源は兎も角、現在では薫り高いお菓子だと思えばよい。東方の三博士がキリスト誕生の贈り物として持ってきた何とかいう香料(没薬)が原形とも云われるが、そのほかの贈り物に乳香と黄金の合計三つと書かれている。では没薬とはどんなものか見たことが無いので良くわからない。

クリスマス・プディングというと遠い昔の物語を思い出す。
ディケンスは古い言葉で書かれているので分かり辛いし、10代の頃、教科書として勉強したので、いわば敵の様な存在。でも、近代英国の文化を知るには丁度良いのだろう。随分小突き回されて読んだものだ・・・。

↓の写真はその現物、大きさが分かり辛いかもしれないが、箱書きの907gから想像できるように、水だったら1リットルの大きさになる。ただのプリンとは偉大さが違う。
カメラはNikon D3300 ISO1600

Dsc_2769

それでも、訳わからないという方の為に、wikipediaのクリスマス・プディングの項を以下に抜粋する。

引用初----

中世のクリスマスに作られた濃厚なスープ、あるいは肉と果物が入ったポリッジがクリスマスプディングの起源とされている[1]。この粥はケルト神話の収穫の神ダグザにあやかって作られたものが起源とする説もある[4]

16世紀までにクリスマスのシンボルとしての地位を確立し、清教徒革命中のクリスマスでは、クリスマスプディングはミンスパイと共に製作を禁止された[1]チャールズ2世の時代に[5]材料に増粘剤が加えられて現在のような固形の料理になり、チャールズ・ディケンズが著した『クリスマス・キャロル』にも固形状のクリスマスプディングが登場する[1]。そしてヴィクトリア女王がクリスマスプディングを英国王室のデザートに採用して以降、イギリス国民のクリスマスに欠かせないデザートとして定着した[1]

各家庭ごとに異なる味とレシピがあり、イギリス人にはこれについて一家言持つ人が多い(日本のお雑煮の例を想像すると理解しやすい)。しかし、今日では手製のクリスマス・プディングの代わりに市販のものを購入する家庭が多くなっている[6]

フランベされたクリスマスプディング

パン粉小麦粉、ミンスミートと呼ばれる牛脂ケンネ脂、もしくはバター)、砂糖ブランデーなどにつけて柔らかくしたドライフルーツクルミなどのナッツ類、香辛料ナツメグシナモンクローブなど)、ラム酒などの材料を混ぜ合わせて[7]一晩寝かせる。クリスマスプディングの材料についての迷信に、13種類の材料が使われていなければならないというものが存在する[1]。生地をオーブンで焼き上げると、イギリス風クリスマスケーキになる[8]

伝統的な工程では、生地を加熱する前に家族全員で1回ずつ願い事を唱えながら生地をかき回し[1]、かき回しの儀式を終えた後に型に流し込んで蒸しあげる。この時、生地を混ぜる向きは時計回りでなければならなく、反時計回りに混ぜると縁起が悪いと考えられていた[9]。この儀式は、宇宙の中心である地球の周囲を太陽が時計回りに周るという迷信(天動説)に由来している[9]

蒸しあがったものは、おおむね1か月ほど冷所で熟成させられ[7][8]、寝かせている間に果物が発酵してアルコール分が増加する[10]。この熟成期間が長いほどおいしいという俗信もあり[8]、「クリスマスプディングを食べ終わったらすぐに、来年のクリスマスプディングを作り始める。」と言われるほどである。

食べる前に再度蒸して(もしくは茹でるか湯煎をして)加熱し、ヒイラギの枝を飾り付けて熱くしたブランデーをかけてフランベする[11][注 1][注 2]カンバーランド風のラム酒入りバターか、ブランデー入りバターを添えるのが、伝統的な食べ方である[10]。好みでホイップクリームカスタードクリームで食べる人もいる。

プディングを蒸し上げる前、願い事をしながら生地に指輪コイン指貫などの小物を混ぜ込む儀式が行われる場合もある[11]。この儀式は十二夜でケーキの中に護符を入れる習慣に由来しており[1]、切り分けられたときに当たった小物を見て将来の運勢を占う[11]

引用終わり-------

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December 09, 2014

失われた記憶を求めて (11)

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云っちゃあなんだが、鹿児島中央駅の隣にハンズがあることに驚いた。僕は35年前に丁度この裏手の辺りに住んでいた。安い文化住宅で、台風が来ると家が吹き飛ばされそうな恐怖を今でも覚えている。鹿児島に来る台風は沖縄の次に元気なのが来るので、東京辺りの人には想像がつかない程強いし怖い。

今でこそ、言葉が通じない人というのは居ないと思うが、その頃は本当に言葉が通じなくて困ったことがどれほどあったことか。特に郡部に行くと、全く通じない場合があり、先方もこちらの反応がイマイチなのに気づいて、「そうだよな、言葉がわからないんだな」という様な意味の事を言っていたその瞬間だけ判るという大変不思議な経験もした。

当時はカライモ標準語という言葉があって、東京弁と同じ語彙で話しても、アクセントが違うので直ぐに判るという趣旨だったと思う。TVの影響は恐ろしい物で、現在の鹿児島市内でこのカライモ標準語が聞こえる確率は相当低下した。もしもあなたが運が良ければ、どのような標準語なのか気づくと思う。
この辺の事情は近年の北欧で綺麗な英語を皆が話すようになった事に酷似していると僕は思うのだが。どうだろうか。以前に聞いた話だが、スウェーデン辺りだと、イギリスのTVが写る??ので、子供たちは英語はTVで覚えると云っていた(スウェーデンの)人がいた。

でも、まだ若かったので、4年も住んでいると、スピーキングは出来ないがリスニングは完璧に判るようになった。若いということは凄いことだと思う。

鹿児島は僕にとって第二の故郷の様なところだ。

でも、当時の知己はほとんど居ないし、あるいは大変高齢になられていて、気軽に声を掛けられない。

こんなに、涙が出るほど懐かしくても、ただ茫然と街を眺めるだけにとどめている。

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足早に過ぎ行く季節を惜しむ頃

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一眼レフでこんなにブレた写真を写してどうするんだと誰かが怒鳴りそうだ。まして、この一枚は約1/4大にトリミングしている。

写真はシャープネスが命という訳でもないので、いいじゃないかと・・・思って掲載する。
写した日は既に一ケ月程前の事になってしまった。銀杏が妙に青い。今の港区では既にすっかり黄色くなって散り始めている。

でも、なんかこの早朝のすがすがしさが写ったような気がしてうれしい。これがシャープに写っていたら、きっとツマラない写真だということになる。

芸術はディテールだとダ・ビンチは云うが、ボーっとしていてもいいんじゃないかなぁ。

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November 29, 2014

天文館のクリスマス

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撮影は丁度一週間程前のこと先週の金曜日、天文館は既にクリスマスを祝い始めていた。

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November 26, 2014

とらや

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「とらや」と云う店、2つは知っていた。一つは有名な羊羹老舗。東京銘菓だ。もう一つはおいちゃんのとらやだろうか。本当にあるのかどうか、近頃柴又には行ったことが無いので不明だが、とらさんの店。
で、天文館に明治17年の「とらや」があったこと、知らなかった。まあ、若い時には菓子屋を覗くような意欲も無かった。

鹿児島には、今もあるのかどうか知らないが、風月堂のゴーフルという御当地銘菓もあった。これも不思議だったが、その由緒は知らない。東京のと比べると小さくて食べやすいというメリットがあった。そもそも、城下町というのは銘菓が多いので、楽しみの一つにもなる。

東京も城下町には違いないが、あまり此れこそ東京銘菓だと思い出すのは、羊羹ぐらいで、あとはなんだかごちゃごちゃしている。不思議な北関東のラスク店に行列が出来るなど、不思議な社会現象だ。もちろん、そのラスクは美味しいし、比較的安いのでお得感は有るのだが、それであのような行列ができるというのは、ちょっと驚く。

一時、どこぞ美術館近辺の魚屋が発祥で、後に超有名なフレンチの様なレストランになった、某が揚パンの様な物に行列を作っていたと話題になった。もともと、この店は某公園近くの魚屋だったので、当初はフレンチの看板は出してなかったが、いつの間にか全国ブランドの名店になり、余計な物を売るようになった。

東京の食文化には「おしゃれ」が尊ばれる傾向が強いので、このような不思議な出来事が起こる。

南青山にある「アントニオ」はその点、東京最古の本格イタリアンの自負があったのだろうし、もともと麻布界隈にあったこともあり、肩の力がぬけた名店だと思って30年が経過した。きちっとしているし、必要最小限の気遣いと、やや明るい店内はさり気なく居心地の良さを提供する。この店で多くの有名人を見かけた。つまり、その近辺に住んでいるから、食事に来る店なのだ。軽井沢にも店を構えたのは、その人々がやって来るからだろう。スノビッシュな面は一切ない。ワインも適当にそれらしいので迎えてくれる。
地元に根差した名店というのは、其れなりに理にかなった面を見せるものだ。

リヨンの三星レストラン「ポール・ボキューズ」は最近東京にもブラズリー等を展開している。僕は東京駅近くと、六本木、国立新美術館内の2店にしか行ったことが無いが、何れも気兼ねの無い感じで、比較的手ごろに美味い物をコチラの都合を考えて出してくれるのが好きだ。リヨン市内に展開している同系列の店も、至って普通であり、オシャレかどうかという尺度は既にフランスでは超越しているので、良くわからないが、気兼ねなく好きな物が食べられる。フレンチというと、皇居の東側界隈に高級店が幾つも思い浮かぶが、全く様子が違う。
今はもう無くなってしまった、日比谷の三信ビルの真ん中にプロムナードという画廊の様なフレンチがあった。レストランの様ではないのに、オーセンティックな昭和初めのイメージが重なり、僕は大変好きだった。
あそこは、時々流れ弾の様に美味いワインを安く提供してくれるのが楽しみだった。これまでの生涯でラ・トゥールは10本も飲んでいないと思うが、その内美味いと思った一本はこの店で出てきた。もともと、当たり外れの少ないラ・トゥールと云えども、サービスの仕方もさることながら、海を渡ってやって来るし、どうやって寝かしいるか不明なので、美味いかどうかこの国では博打の様な物だそれを主人の目利きで見つけ出して、それにもましてかなり安く提供してくれた。この事は生涯忘れない。こういう名店が今はもう無くなってしまった。

(ラ・トゥールとは何かという方へ、007 「ロシアより愛をこめて」のオリエント急行内で登場するボルドーの逸品。007ではその後近年の作でも登場している。007はボルドー5大シャトーの中で最も愛したのではないかと思う。「テクニカルにはボルドーの第一位ではないかもしれないが、多くの人が一番だと思う・・・ヒュージョンソン」と云われる・・・ワインだ)

最近新聞記事で知った事実。ボージョレー・ヌーボーというまことに奇妙な新酒を最初に取り上げた名店中の名店はリヨンのポール・ボキューズだそうで、これも大層なビジネスに発展した。ポールが一枚かんでいる事を知り、ちょっと苦笑してしまった。フレンチはワインも食事の内なので、なるほどと感心した次第だ。
で、今年のヌーボーは、人形町の名店で解禁日に出会うという僥倖を経験した。多分レストランで解禁日に飲ませて貰ったのは生涯で初めての出来事だったかもしれない。日本人のオシャレ好きがこんなところまで浸透していることに、改めて感心した。

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November 24, 2014

失われた記憶を求めて (10)

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20才を過ぎるまで、僕は東京界隈のラーメンしか知らなかった。鶏ガラベースに醤油味のあっさりした味、海苔を入れるのは「きそば」屋のレシピで、戦後日本で流行り始めたシナソバには海苔は入らない。ただし、どういう訳かシナチクとチャーシューとナルトは三種の神器だ。

鹿児島に住んで、まず驚いたのがラーメンのスープが白いということだった。今となっては福岡をはじめ九州ラーメンは豚骨ベースという事、誰でも知っている。当時はなにか間違った物を頼んだのかとさえ思った。

鹿児島天文館はスナック、クラブ1000軒と云われた大繁華街だ。でも、天文館アーケードと呼ばれる部分は極小さく、そこにあるのは一般の商店ばかり、飲食店は比較的少なかった。今は縁も無いスナックの群集は南側にあふれていたが、一般の飲食店は数えるほどしかなかった。

写真の「こむらさき」はそんな中で異色のラーメン専門店。同じ場所にあったが、当時と比べると随分小奇麗になってしまった。35年前は湯気の熱気と豚骨出汁のブーンと鼻を衝く匂いが何ともいえない異国情緒を醸していた。まな板は擦り切れて凹んでいた。

いま、こうして説明を読むと、その味の源は台湾に有りそうだ。僕の台湾料理好きもこの辺りが原因なのかもしれない。

鹿児島の食物や料理は甘い物が多い中で、このラーメンは甘くない。本格的な味わいは変な東京新派ラーメンに遥かに勝る。当然ながら、出汁は豚骨ベースであり、おかしなジャコや節の魚臭はしない。

余談ながら、近年の豚骨と魚類の混ざったような東京に勃興した新派ラーメンには閉口している。あれは、明らかに、グルメの範疇を越境し、ごった煮の味がする。肉には野菜、魚には昆布、この様な組み合わせは先人の知恵であり、肉と魚を混ぜると凡そ可笑しな風味に成るのだが、人の口というのは流行があるのだろう、最近の東京風ラーメンとはこのごった煮の味をよしとしている事、ちょっと異様に感じるのだが・・・。

自分が古い人間になってしまったのか、いまの人の口がおかしくなったのか、あるいは、東京スノッブというべき、自称東京文化人が可笑しな味でも美味しいとノタマワっている、凡そ舌の教育が出来ていない人々が多いのか不明だ。

まあ、肉と魚の味が混ざったのを最初に発見した場所は仙台だった。とても臭いラーメンだった。一方で同じ東北でも、喜多方ラーメンの様に純粋に肉(とり)と野菜で素直な味を追求している者もアリ、これは地方色というよりは、グルメな喜多方ラーメン、スノビッシュな肉・魚介味と分類できそうだ。

偽東京風スノッビッシュ新派式ラーメンの事件的大発生の原因についてはまだ稿を改めて考えてみたい。

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