CINEMA

October 07, 2016

FINDING VIVIAN MAIER

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追記、一日経過してどうも乳母という言葉に引っかかっていたのだけれど、日本語の乳母というのは「めのと」のことであり、ちょっと違うのかもしれない。何しろビビアンは生涯独身だったのだから。多分、nannyと云う語はmammyのような意味の転用なのだろうか・・・。つまり、ナースのマミーではないかな。
以上余談
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「ヴィヴィアン・マイヤーを探して」
この映画は見たかった。今朝AMAZONに注文して、今夕配達。先ほど見終わった。

ビビアンは生涯乳母(nanny…これが乳母のこと, tutor…という場面もあった)であり、写真家であったが、一度も自分の作品を発表したことがなかった。これが驚異であるうえに、その殆どはストリート・フォトであり、僕は特にそのことに感動した。
乳母がストリートフォトの大家であるというのは、突飛なストーリーであり、想像がつかない。

彼女は身寄りがなく天涯孤独であったらしい。
没後、あるオークションで大量のネガが落札され、そのただ者ではない無名の存在が他の人の眼にとまった。完全に無名の人だったらしい。

その後、実に15万枚もの膨大な数のネガ、あるいは、未現像フィルムが発見され、今日では世界中の人々を魅了し続けている。

まことに、不思議な話だ。フランス系アメリカ人であることは確かだが、生まれはNY。一説にはフェイクのフランス訛りの英語だったという人もいたが、母方の故郷はフランス南西部の山中、そこでも盛大な展覧会が催され、縁者が押し寄せたようだ。

ちょっとミスタービーンに似た風貌の彼女は相当変わっていたらしく、一切部屋の中は見せず、新聞の山と暮らしていたらしい。


最近スランプに落ち込んでいる僕としては大変元気づけられる一方で、圧倒的な迫力と微妙なセンスの傑作ストリート・フォトを見せつけられて、更に落ち込むのであった。
「僕にはとても写せない」と。

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September 17, 2016

映画「Photographers in NY」(Everybody Street)

渋谷というのか、青山通りと宮益坂の上り詰めたEONEOSの近くに有る映画館イメージフォーラムで夜9時10分から上映されていたので見に行って、今帰ってきた。見ていた人々は総勢で25人ぐらいかなぁ。満席で60-70人程度ではあるのだけれど。

そもそも、何でEverybody Streetがフォトグラファーズ in NYになってしまったのか不明だけれど、多分商業的にイケるという事なんだろうか。バッカじゃないかと思った・・・んだけれど、ともかくこれがそれだと確認してしまった。

映画の出来は上々。考えさせられることが非常に多かった。あれと同じことを東京でやろうとしたら、豚箱に入れられてしまうだろうとも思った。覚せい剤注射のシーンなって写した途端に逮捕でしょう、この国では。

特に、多様性が高い国だから出来る、特別の街なんだろうなと、あまりNYに行ったことが無い僕は思った。

老女のカメラマンがライカM9を持って、つっかかられたら最後はカメラにストラップ巻いて投げつければ良いのよ、そうすればもうかかって来ないから・・・というのは凄い。

総じて、使用カメラはLeica M9 tye240が多かったが、M4と多分M6も見られた。レンズは皆古い広角レンズであることしかわからなかった。その他古い写真も多く、ニコンFフォトミックブラック等・・・。ライカのデジタルはトロいと、勝手に思っていたけど、フィルムに拘る爺と、M9を軽々使う老女の対比は面白い。

いずれにしても、これを視て、ストリート・シューターなどと軽々しくいう物では無いと反省した。

なお、この映画は何時まで上映するのか知らないけれど、現在は日本中でここだけ。それも3日に1回程度。

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September 15, 2016

映画「アデライン 100年目の恋」

タイトルのアデライン百年目の恋を見た。多分2度目だ。

話の内容はともあれ、このようなお話に引き付けられる僕が居ることに気づいた。

その語り初めが、
this is the first and the last chapter of her life....

この言葉に妙に惹きつけられた。

誰もに平等なはずの時間が、そうでもないというお話なのだから・・・・

「200年生きた男」だったか、アイザック・アシモフ原作の確かバイセンテニアル・マン(ロビン・ウィリアムス主演)のモチーフに似ている部分・・・それは、愛する人よりも長生きしてしまう哀しさ・・・、これは中々解決困難な哀しみだ。

そうそう、明日はphtogrophers in New Yorkを見に行こうと思っている。後何回上映されるかわからないので、兎も角明日の晩は突撃しよう。

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掲載写真と記事とは何の関係も無い。
↑は、露出30秒も掛けてしまったので、何を写しているのか訳が分からない代物になっている。

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November 29, 2014

幸福の黄色いハンカチ…高倉健さんを偲んで

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今月、高倉健さんが亡くなった次の日、タクシーに乗ると運転手が逡巡したように高倉さんの話を始めた。僕と同年配と思ったのだろうか。その運転手さんは健さんの大ファンだそうで、大変に悲しそうだった。つい、ずっと健さんの話を続けてしまった。

僕は高倉健さんが好きだったが、特に映画を見る習性もないので、時々TVで放映しているとみる程度だった。この一週間は追悼番組で随分視る事になった。遺作「あなたへ」、ハリウッド(FOX)映画「ザ ヤクザ」、そして僕が一番好きな「幸福の黄色いハンカチ」。

黄色いハンカチは1977年の作品だそうで、とても懐かしい風景が出て来る。健さんも若いが、みんな若い。あのころは北海道というのは物凄く遠いところだと思っていた。マツダのファミリアが出て来るのでその時代が舞台となっている。確かに、当時はフェリーに乗って北海道に行くのは一種の決まり事の様な面があった。かく云う僕も4号線をひた走り、青森県野辺地から小型フェリーで函館に入り、あてどなく・・・宿もその時に決め、場合によっては野宿しながら2週間ほどで道東を回ってきたことが有ったので、黄色いハンカチを見るたびに、なんか他人事とは思えない詩情を感じてきた。

当時ラーメンが幾らしたか殆ど覚えていない。でも、果てしなく続く北海道の道に唖然としながら走ったものだ。フィルムはクーラーボックス一杯に詰め込んで、夢中に写した。当時のフィルムはコダクローム64と中判用はエクタクロームプロフェッショナルで後者の方は冷所保管が必要だった。ついでに、ボラパックも持って、インスタント写真に使った。(笑…用途が違う)

このフィルムで景色を写すのには三脚は必置だったのだろうが、適当に写していたので、今になってスキャンして確かめると、あまり解像していない。まあ、当時のレンズの限界もあったのか。

デジタルリマスター版で黄色いハンカチを見ると実によく解像している。さすがいい加減に写した人間のモノとは格が違う。そして、山田洋二監督のいつも童謡が聞こえてくるような風景は真似が出来ないと思った。

なお、今回添付した一枚は、今月の美瑛、D3300 18-140。

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March 06, 2014

ゼロ・グラビティ…GRAVITY

ゼロ・グラビティーは今年のアカデミー賞10部門でノミネートされていた。

今週、今年のアカデミー賞のライブ情報がYahooで配信されるのを色々考えながら視ていた。日中の10時半から午後1時以降まで報道されていたので、時々眺める程度ではあったのだが…。

例年、僕はアカデミー賞について然程の興味は無い。昔の作品賞作品ほどには近頃の作品賞は圧巻と思わなくなったからだ。
しかし、そんな中でも他の゜賞゜と比較しても、唯一作品賞だけは比較的冷静な選抜になっていると思いつつ、アカデミー賞の結果を見守った。なぜかというと、滅多に劇場にはいかない僕も標題の「ゼロ・グラビティ」は見ていたからだ。90分の作品なので大作ではない。見どころは、宇宙遊泳シーンが殆ど無重力状態での実写という点。大俳優二人しか登場しない異例の映画である点も珍しい。

しかし、ジョージ・クルーニーもサンドラ・ブロックも殆ど宇宙服にヘルメット姿なので、本人かどうかわかるのは全編でほんの数分しかない。これで、主演何とか賞が出たらオカシイと思っていた。

無重力の実写は飛行機の自由落下飛行という特殊な方式で何千回も写したらしい。その努力には敬服していたので、各種の技術、アートに関する賞を受けたことは良かった。監督賞も納得だ。

しかし、映画という娯楽として見た時、この映画は単なるパニック映画の延長の様で、ドラマ性が無い。鑑賞後の印象はその一点だった。僕は主演の二人のファンだが、あまり本人かどうかわからないシーンばかりで、主演と呼べるかどうかも不明。ただし、二人しか登場しないのでテクニカルには主演なのだが。

サンドラ・ブロックは昨年主演賞を受賞しているので、ことしはまあ仕方ないが、残念な気持ちが残った。彼女の何とも言えない飾らない人柄を思わせる数々の名作のファンは数多いるはずだ。僕は特に「あなたが寝ている間に」が好きだ。これこそ、サンドラの真骨頂だろう。

片や、ジョージ・クルーニーはオーシャンズシリーズよりもずっと前、TVドラマERでの活躍が好きだった。ERは主役が誰なのかはともかく、魅力的な俳優が多い。カーターもいなくなって、今ではコバッチュのファンになっている。

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