Nikon D700

November 18, 2015

黄葉 2008

2008/11撮影 Nikon D700 Af-s Nikkor 14-24/2.8G

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2008年に掲載した同じ画像は、もっと違う印象だった。
「写真」とはいえ、「印象」は存在するんだなと思った。当たり前か。

もう古い記事は削除してしまったので、比較しようがないが、もっとバリバリに硬調でシャープな印象にして掲載した。しかも、手前のシャドーは救済できずに、真っ黒な帯だったと記憶している。
当時は未だポジフィルムの印象が懐かしい心持だったので、潰れたシャドウは仕方がないと潔く諦めていたと云う方が正しいかもしれない。

逆に言えば、今日のデジタルは僕のようなド素人でも、覆い焼きや調色が簡単に出来る様になって、それがなんともデジタル臭い(数日前に掲載した「縄文」の如く)つまり、安っぽい画を醸すという欠点が明かだ。で、「フィルムが好き」というカメラ女子が出現したり、やはり感性には抗えないという証左だろう。フィルムの何とも手におえない部分というのは、一種のミステリーワールドだ。デジタルではそれが所謂0-255の3つの数値で表現されるという素っ気なさがある。

(余談だが、Lightroomは基本的に16bits/color(整数)の色解像力で計算している・・・jpegには関係ないと思っている人が有るかもしれないが、計算自体は桁数が大きい方がなだらかに計算できるので、より自然な結果が出やすい・・・昔、整数計算しかできなかった時代からの原理だ・・・PhotoshopはCS2か3の辺りから既に32bits/colorかつ倍々精度浮動小数点計算が出来る…つまり、べら棒なダイナミックレンジ、ハイダイナミックレンジの計算が可能だ、ただし、このモードで出来る事は少ないので、一般的には使われないし、多分デフォルトは8bits/channel(PS用語か)で動いているようだ。これはPhotoshopがもともとBITMAPを計算していたので、その時の名残で、結構多くのファンクションが当時のママ残っているせいではないかと思う。計算を8bits整数型変数で遣らかすというのは、1980年代のマシンの様だ。

写真用モニターとして高性能とされているIPS液晶は、開口率が高くて明るい上に、視野角が広くてノートPCの様に角度による見誤りがないので広く普及しているが、厳密にはこのモードのダイナミックレンジは然程大きくない・・・ただ、どうせ最後は紙に映すことを考えればこの程度のダイナミックレンジでも御釣りが来るほどなので、良いモードとされているのかもしれない)

---余談終わり

でも、2008年の当時のカメラは優秀で、そのデータはキチンと記録されている事に気づいた。新しい画を発見したような喜びを感じている。

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October 27, 2015

アーカイブから 5

2011年12月撮影、鎌倉
700_31222


Nikon D700 / Af-s Nikkor 24-120mm F4.0G VR

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January 14, 2014

Nikon Df vs D700

Nikon Dfは一寸した話題を作った。Nikonの懐古趣味カメラという悪口もあるかもしれないけど、カメラってこんな格好してたんだよね、と、云ってほしいのだろうか。しかし、案外出来上がりの形は昔のカメラというよりは、随分デカいカメラになったものだ…というところだろう。
ところで、このカメラはNikon D700の後継と考えることもできる。大きさの印象は兎も角としても少し軽くなったし、画素数も一応増加していて、D3からD4へのアップグレードの様な物と考えることも出来よう。D700の後継はD800だという人もいるだろう。

しかし、良く見ると、D700がシステム拡張性に優れていて、当時既にD3と同等の使い方が出来たことと比較すると、Dfは連射もさほどではなくて、D4のミニ版ではないことは一目瞭然だ。

高感度が向上したことは事実だか、印象で書くならば2-3EV程は稼いでいない。贔屓目で書いて1.5EV程度の向上という感じだろうか。画素数も12Mから16Mというのは普通は殆ど変らない。線分解像力の1.2倍に相当するが、紙の大きさで表すとA3がA2にはならない。A3がA3ノビとあとチョットの程度の解像力差だ。

こう考えると、D700というモデルは随分立派なモデルだったと云っても良いのかもしれない。事実、僕のD700は泥にまみれてボティの色がうすボケるほど使い込んでいる。枚数はD3の方が沢山写しているが、持ち歩く方面が違った。D700ならば、どこでもその気なら持って行けたが、D3となると、入れ物さえ困ってしまう。

ただ一つ言えることは、僕の感性でさえわかる最大の進歩はシャッター音感だ。Dfのシャッターはこのクラスでは素晴らしいと思う。これまで、ニコンのフルサイズでD一桁機以外はどうもいい音がしなかった。パラリという一種の残響が気になった。
Dfの音は良い・・・感性を触発する(これはD200のキャッチコピー)音だ。

余談ながら、ニコンの古文書を真に受けるならば、D700のシャッターユニットはF6と共通部分が多いらしい。また、そのF6こそ、多分ニコン最後のFフラグシップであり、音響は無響室で解析したと書かれているほどこだわって作られたはずだ。シャッターの誤差は毎回自己診断して、次回のシャッター幕の動作を自動キャリブレーションする機能が備わっているF6のシャッターだ。出来の悪いフォーカルプレーン・シャッターは先幕と後幕の動作がイビツになることがある、それだと、画面上に露出異常の明暗が発生しやすい。このあたりはFPシャッターが如何に微妙な存在なのかを伺わせる事実だ。
D700のシャッター音は明らかに軽い残響が響く。F6と単純に比較はできない。なぜならF6はフィルムを巻き上げる動作も電動式だから、シャッター幕のチャージ音以外の音も聞こえる。私見で書けば、F6の音はD700よりも少しだけ重厚だ。
この点において、D3やD3xの音はシャープで低音で比較対象にはならない。
新型機Dfはそのどちらでもない音がする。敢えて他に類例を求めれば、シグマSDシリーズのしっとりしたシャッター音をより短くして、ダンプが利いた感じになるし、シグマSDシリーズの音はNikon D40にも似ているともいえるので、何が何だかわからない批評になってしまう。ともかく、Dfの音はダンプが良く効いた音が魅力的だ。
操作感でも、ISO感度ダイヤルのマーカーが手前にあるのは結構だが、これってフィールド撮影の場合大抵手前に自分が立っているので、今ISO幾らで写しているのか、ダイヤルの数値が小さい文字なので良くわからない。もちろん、infoホタンで背面液晶を光らせれば読めるけど、そんなの面倒なので、ラジオのボリュームの様に適当に回して使っていた・・・案外この寛容なセンサーではこれで良いのかもしれない。

それ以外、Dfは取り立ててスゴイということもないけど、まあ、高感度はISO6400以上でも使いやすいダイナミックレンジを提供してくれることぐらいだろうか。でも、それも大きく期待しない方が良いことは先に書いた通りだ。

以上のほか、このDfになってニコンは初めてAi化以前の古いFマウントに対応したことは一応評価すべきだろう。その意味でようやくライカと同水準になったわけだ。古いマウント競争に何かの価値があれば評価すべきだろう。また、其のためなのか、フォーカシングスクリーンは非常に切れが良くて、これまでのどのニコンデジタル一眼よりもMFしやすいことを付け加えておきたい。(D4は使ったことが無いのでコメントの対象外)

Ai以前の古いFマウントレンズは相当あると思うけど、タンスにしまわれている骨董品のレンズを付けてみたいという人が取れ程いるか、また、その戦略には永続性があるのかどうかは不明だ。書くいう僕もDfで生き返るレンズは2本だけだ。Nikkor auto 2.8cm F/3.5とPC  Nikkor 105mm F/2.5だけ。あとは、すべてAi解像済み。前者の2.8cmはあまりに古くて、Ai化の時代に既に改造できなかった。従って、私のAi改造28mmはF/2.8のシリーズだ後者は当時初のブラ鏡胴Nikon Lensシリーズで単コーティングの100mm/2.8という軽率なレンズで代替することにして、改造費3000円を節約したためだ。

スプリットレベルのプリズム式MFに慣れた人でも、このMFのマットでも十分だと思うだろうし、不満の人も、アシスト機能がシッカリ点滅することで安心するだろう。事実僕はFとF2時代のスクリーンは沢山持っていて、B型だったと思うけど、フルマットのスクリーンを良く使ったのだが、今回のDfでは違和感を感じない。この点はD700よりも優れていると思う。ただし、現代のAfレンズだけ使う人には何の意味もない。D700を持っている人がこのカメラを買い替え対象にするとは考えにくいのだが、・・・。1キロのカメラが100グラムと少し軽くなることに意味を感じる人、クラシックもどきのスタイルに共感する人、何が何でも新しいカメラが欲しい人など多くの買い手がいるとは思うけど、僕としては買って損はないカメラだと思うけど、今更ながらにD700は良いカメラだったと感じたということを書き留めておきたい。

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