PENTAX K-S1
PENTAXの事情に疎いので、よく判らないのではあるが、多分K-S2というのが出ている所を見るとK-S1は型落ちになったんだろう。随分安い。新型の約半分で買える。
僕はこの形が好きで、何かと考えさせらるのるだが、PENTAXの最廉価モデルばかり、実に7台に成ってしまった。
近頃の純正ズームは大分マシになってきたらしいが、どうもキットズームは野暮な風貌か気に入らないので、単焦点で使うのが良いと思ってきた。
純正広角単焦点は何れも素敵なクラシカルデザインで、しかも良く写る。僕のは古いので、緑帯ばかりで、21mm、35mm、70mmの三本まで揃えていた。何れも良く写るという評判だ。新型の赤帯の方がよりよく写るらしいけど、いまとところ、これでいいだろう。
PENTAXのデザインは、頭の固い大手2社と比べると、比較的奔放にやっていて、特にK-01には強く心惹かれたので、白黒ツートンと白青ツートンの二台を所有している。このカメラは賛否両論あるが、僕にとっては此れぐらい遊んでもいいじゃないか。特にレンズは一眼レフと共用だし、文句言う程の事はあまりない。
K-S1の白モデルを手に取って眺めるとなかなか素敵なデザインだ。21mmも良く似合う。他社のエルゴノミックスデザインとは一味違う、「キュビズム」(嘘)デザインとでもいうか。綺麗な曲線が好きだ。
キャノンが50MPixのモデルを発表(販売)し、SONYが背面照射式42.4MPixモデルを八月初旬に発売する。このスペックは既に中判のスペックであり、中判のセンサーが未だにパッとしないことを考えると、この辺で135判フルサイズが中判に匹敵ないしは凌駕し始めたモニュメント的な存在だろう。もちろん数年来36MPixモデルはその役を担ってきた。
DxOのスコアーがまだ出てこないが、近年高画素向けに開発されつつあるレンズ群が優秀であれば、本当の意味で中判普及モデルは必要ないかもしれない。
僕がペンタックスの何に拘っているのか、評価しているのかと云う点について述べると、残念ながらペンタックスは一眼レフ市場では角番だろう。素人のファンも非常に多い。そう、このブランドは徹底的に素人マーケットにフォーカスすればイケると思う。
その点で、リミテッドシリーズの単焦点は素人の心をクスグル。リミテッドのズームも出たようなので興味深く感じている。
ただし、APS-Cの市場は混戦状態であり、各社ともここ数年間、APS-C一眼レフ用レンズを次々と投入しているように見えない。他方、ミラーレス用レンズは次々開発されつつある。この中でペンタックスがこれからどうしていくのか、気になる。