SIGMA SD Quattro

July 21, 2016

梅雨の印象

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関東の梅雨明けが遅れている。
ラニャーニャとかいう現象の影響なのだろうか。10年単位で思い出してみると、梅雨の開けない年というのも何度かあった。特に今日は肌寒く、体調が変になって、風邪気味のような気分だ。

梅雨時は鬱陶しいので、雨の中で写す事は少ないのだが・・・。

17-50/2.8 OS HSM  DCはSD QでAF動作が保証されていない。MFで写したのだが、手持ちでこれだけクローズアップするとさすがに歩留りが悪い。

ところで、SD QuatrroをSPPで現像すると、どうも緑色がミーハー色になる。まあ、この点は何所のカメラでも似たようなものではある。
で、黄色、アクア、緑などのスペクトルの彩度、輝度をかなりいじることになった。

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July 19, 2016

SIGMA SD Quatrro 、Photoshopは何時までも対応しないつもりか

シグマのデジタルカメラというのは長年汎用ソフトが使えない場合が多い。僕がもっているのでは、SD14、DP1(初代)、DP2(初代)は、発売から暫くして汎用現像ソフトが使えるようになった。その時点で色転びも著しく減少した。

巷間、RAW現像はカメラメーカー純正が一番良い結果を出すと云われている。シグマの場合はちょっと変だった。

SD1は汎用ソフトは対応していないんじゃないか。また、SD Quatrroも未対応。これは頗る不便だ。シグマのカメラを常用し難い原因の一つでもある。

ところで、シグマ専用の現像ソフトSPPも随分と改良を重ねて使い易くなったし、新型カメラでは色転びも無くなったように思うが、デフォルト・シャープネスが不自然であり、気になってしょうがない。

数日前の記事にも書いたけど、Quatrroセンサーは特殊な構造なので、一部補間計算を入れている可能性も考えられるので、10倍程度に拡大して、各ピクセルの状況を確認した。

シグマのシャープネス・アルゴリズムはどうもアンシャープマスクのようだ。(文献未確認)

シャープネス・パラメーターを色々弄ってみた限りでは、シグマSPPのシャープゼロは、アンシャープマスクが相当強めに掛かっている。

ピクセルを拡大して、俯瞰してみるとアンシャープマスクの画というのは独特の癖が有るのでよく判る。(シグマセンサーの場合、アンシャープマスクが掛かっていなければ、画像はなだらかなグラデーションで構成されるはずだが、拡大画面では明らかに演算結果の不自然な矩形が大量に観察できる・・・この矩形が見えなくなる時がアンシャープマスクゼロと推定して良い)


このアンシャープマスクの影響が「シャープ」パラメーターでどう変化するか確かめてみた。マイナス1にするとかなり少なくなる物の、やはりアンシャープマスクが掛かっているように見える。マイナス2はSPPのシャープが最も低い位置だけど、これでも僅かにアンシャープマスクが掛かっているように見える、ないしはゼロ%近傍かもしれない。

LightroomやSilkypixの場合は、原画像に直接アンシャープマスク(等)を掛ける仕組みになっているけど、マイナスというのは無い。また、この方法は決して良い方法ではなくて、本来表現(現像結果)のピクセル数を決定してからアンシャープマスクを掛けるのが正しい。

SPPも原画像にアンシャープマスクを掛ける方法なので、LRやSilkyと同じ思想だ。ただし、SPPに限って、見かけ上のマイナス領域を作って敢えてゼロ位置をアンシャープマスクバリバリにしている辺りの味付けは変だと思う。

アンシャープマスクというのは、「ガウス暈かし」像を作って原画像から差し引く(減算)・・・これがa、
aに倍率を掛けてコントラストを強調したものが b、

原画像にbを加える(加算)というアルゴリズムで広く定着してる方法だ。ただし、これで解像力が上がる訳ではない

シグマのシャープネスマイナス領域は決して暈かしている訳ではなくて、アンシャープマスクが弱く掛かっている状態ではないかと、強く懸念している。
もちろんこれはチャネル毎にやることもできるし、アルゴリズムは色々あるだろう。

レタッチのプロであれば、通常アンシャープマスクはゼロでレタッチして、表現型(解像力)が決定してから、最期にアンシャープマスクを掛けるというのが常識だと思う。SPPの場合は、本当のゼロが分からず、混乱の原因になる。

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July 16, 2016

SIGMA のFOVEONセンサーというのはコダクロームだと

Sigma SD Quatrroが手元に届いて丁度1週間が経過した。この間、天候が悪くてあまり試せていないのだけど・・・まあ、SD-1のAFがシッカリしていたら、多分Quatrroは買わなかっただろうな・・・と云うような使い心地。
シャープネス、描写はSDの系譜であり良くできている。感度(ノイズ)以外では。

僕のジャンルは何でも写すといっても、絶対に鉄道などの写さない被写体も有る。これは一種の掟なので仕方がない。それ以外、自分のXXX以外だったらなんでも写してしまう。

また、ストリートシューターを自認している関係上、スナップに適した機材を中心に厚めにしている。

でも、PSでコラージュなんかもやるから、まあ、何でもやるということには違いない。

街で、SDシリーズとD800Eとの比較の話が出ることが有るけど、この比較話はあまり趣味の良い話ではない。多分シャープネス(解像する総情報量)では互角ではないかと思うけど、カメラの質が違いすぎる。一気に5000枚でも写してしまえるカメラと、一枚一枚写すカメラは当然違うし。高感度もD800Eは非常に優れており、現在なおトップクラスの高感度特性であることには違いない。それが、ISO200も使いたくないようなカメラと比較するのはオカシイ。

その昔、「電塾」がシグマ絶賛だった。色解像力に着目していたようだった。これには参ったと思う一方で、なんか変だなぁと感じていた。

何時の事件だったか、ベロベロに酩酊した勢いで、「電塾」の某さん相手に、「シグマばかり加勢するな」と半ばなじるように言った所・・・「そんな事はない」とさり気なく否定された。「ダイナミックレンジも大したことないし、そんなに肩入れした記事にはしていない」・・・まあ、「コダクローム」だと思って使えばいい・・・。とケンモホロロだった。

そうか、コダクロームならば仕方がないけど、今では世界的需要が激減して、数年前に製造中止になったどころか、もう現像も出来ない時期に差し掛かっているのではないかと思った。つまり、世の需要が無くなってしまったフィルムの話だと思えということのようだった。で、当人のコダクロームを塗り替えたのはとりもなおさず、ベイヤー式中心のデジタルカメラだったわけで・・・・。

やはり、コダクロームが良いならば、シグマに乗り替わって良かったのではないか。
その意味で、SD Qは一石を投じた。と、思う。今日のコダクロームに成るのかどうなのか・・・。案外なりそうな感じもするが、貧者の中判ぐらいには成りそうだ。

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July 15, 2016

SD Quattro のピクセル11倍画像

前回の記事に使用した画像の一部を切り取ってみた。

小さいので良く見えないと思うけど、ピクセル10倍位で観察すると以下のようになる・・・
↓のサムネイルはかなり縮小してあるので、必ずクリックして拡大した本ものの画像をみてほしい。

Photo

                    (↑をクリックすると見易い拡大画像が出ます)

SD-1でこういう事をやったことが無かったので、何れ試してみるけど、Quatrroセンサーはいやおうなしに、補間計算をやっているようだ。どうだろうか。

追記 23時30分
上記の画像は、SPPでシャープネスゼロでtiff現像したものを、Lightroomでの拡大表示をクロップしたもの。LRのアンシャープマスクはゼロ%、明瞭度などもデフォルト。
まあ、こんな面倒な事をしなくても、SPPで拡大表示してクロップしても良かったのだが・・・なんせSPP素人なもので、ご勘弁頂きたい。SPPで弄り出すと始末が悪いので、一括設定、一括現像して、LR管理としている。
そもそも、ピクセル何倍等の拡大表示は、自らブラシで書いたり、消しゴムで消したりするときにピクセル単位でやるので4倍程度はよく使う。Photoshopでは必須だろう。
LRの場合もマスクや取り消し作業の時の拡大は必須で、倍率は11倍まで、SPPはもっと大きく成るらしい・・・SPPの場合は何に使うのかわからないが・・・。

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July 14, 2016

SIGMA SD Quatrro 使用記 2

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SIGMA X3センサーの色が好きだった。特にDP-1/DP-2の初代は色が転びやすく、非常に難しいセンサーだったのだが、その転び加減が逆に幸いして、シグマは緑色を抑える味付けを施していたのではないかと思う。
この謎は長らく謎のママ、僕はそのシグマ色に魅了され続けた。

(後年、この謎についてつらつら考えた。多分シグマ初期のX3センサーは赤のダイナミックレンジ及び感度が乏しかった。赤のゲインを稼ぐとすぐに飽和する上に、緑との調和がおかしくなる。で、結果として赤飽和を抑える方向にチューンすると緑のゲインも抑えられる・・・ということなのかもしれない)

デジタルカメラの欠点その1は、緑色の再現だ。多くのカメラでは緑はあくまで緑で華やかに演色するのだけれど、これがデジタルの違和感の一つでもある。

一般論として、デジタルカメラの嫌な臭いの原因はシャープ過ぎる(レンズがシャープ、高感度が原因してシャープ、センサーがシャープ等)ということもあるけど、演色は華やかで、特に植物の緑色が安っぽく華やかになってしまうことが大きい。

そうこうしてたどり着いたのが、多色調整できる現像ソフトで、緑色系の彩度を下げると古いシグマの色に似てくることに気づいた。

シグマの謎はその時、ある程度解決できたと思っていた。

ところが、メリル以降のシグマのカメラでは、緑色が豊かで一般のカメラとよく似た色合いになってしまった。これが、僕がシグマをあまり使わなくなった理由の一つでもある。もう一つはSD1のAFが難しくて、使い辛いことも有ったのではあるが。

今回のSD Qも色相としては新シグマの色になっている。そこでまずやったのが、カメラのピクチャーコントロール(これはニコン用語か?)をスタンダードではなくて、ニュートラルにすること。それによって、コントラストも抑えられるし演色も穏やかになる。

あとは、SPPで16btsTiffに現像し、Photoshopなり、Lightroomに移行すればよい。そうして、手慣れた演色をすれば、好きなように出来上がる。

(16bit Tiffは完璧なフォーマットであり、Photshopの専用フォーマットであるPSDとも互換性があるのだが、とにかくファイルサイズがデカい。SD Quatrroの場合は、一枚110メガバイトを超える巨大なファイルになるので、安易に全部変換すると、猛烈な時間が掛かるうえに、ストレージの消費が激しい・・・この点については運用方法を良く考えることが必要だろう)

シグマのセンサーは豊富な光が必要なので、今回新発売のストロボ・EF-630を増設した。
作例はISO160 、EF-630、レンズは70mm F/2.8 DG Macro EX  (MFで使用)だ。

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July 13, 2016

SIGMA SD Quatrro 使用記

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SIGMA SD Quatrro 18-35mm F/1.8 Art  ISO160 一昨日撮影

SD Quatrroは手持ちで使う物じゃないと分かっていても、手持ちで写してしまうのがカメラマンというもの・・・。(笑)

一見して「なかなか良いじゃん」と思ったのだが、

ISO160でも、それなりに(SONY フルサイズセンサーのISO640-1600の間程度かなぁ)で「ノイジー」であることは、レタッチで何とでも出来るのでOKするとしても、

如何云う訳が、暗部にマダラなノイズというよりは色斑点がガンガンではないけれど、さり気なく、汚い感じに出る所は、昔のSD-14の流れ(SD14のマダラ斑点は大きかった・・・画素数が少なかったせいだろうか)を汲んでいる。(斑点の大きさはA3プリントならば間違いなく描出される大きさだ)

以下に、ピクセル等倍で一部クロップしたものを掲載する。説明しやすいように、若干明度を上げて、コントラストを気持ち高くしてある。

等倍例(↓の画をシングルクリックすると、横1200pixの等倍像がポップアップします)
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前の画の雲の腕の上の一本の根元にある白い穴が目印だ。




白トビサインが怖いので、少し(2/3段程度)露出アンダーで写したのがイケなかったのだろう、暗部の限界を超えたのか。なお、この作例は横1200pixに縮小しているので特に問題は見えないが、もともと大伸ばしが前提のカメラだとしたら、暗部のマダラ模様は勘弁してほしい。相当のレタッチ労力が必要だ。(あえて汚い物をupするつもりもないので、ご勘弁を)
また、このセンサーは白トビし易い(赤の警告がガンガンでるので分かる)アンダーにしたのだが、ひょっとしたらオーバーで写して現像で下げるのが正しいのか、未だに判らない。

このカメラは物凄くシャープで2000万画素全部解像している感じがする。(レンズがボロだとそうならないはずだけど、今回は対応レンズが全部新規品なのであまり問題はない、多分僕が知っているところでは、17-70/2.8-4.0contemporalyについてはNikon D7100でも十分解像していないのが見えるので、ちょっと力不足ではないかと思う。ただし、最近のシグマだったら、Art系統のレンズならばこのセンサーに負けないと思う・・・その意味で、18-35と50-100 F/1.8通しの2本はこのカメラの為に有る様な物だろう)

次に、シャープネスについて、

間違いなく、僕が持っているところでは、Nikon D610やD3x、或いはSONY α7のローパス付2400万画素の画よりもシャープだと思う。まあ、リサイズしないと分からないけど、D800EやSONY α7R及びR IIと同程度の情報量ではないかなぁと漠然たる印象をもつ。

ただし、他の機種の場合、ISO160で暗部にマダラが出るカメラは無いし・・・これじゃ困るだろうと思う。ノイズだったらノイズキャンセラーで消したり戻したりして妥協出来るけど、斑点は直せない。

ISO100ではマダラ斑点は出ないのかどうかわからないけど、手持ちISO100というのは大伸ばし前提だと結構キツイ。

大伸ばししないのならば、このカメラの存在意義は大いに無くなる訳で、こりゃ、ストロボ使って物撮り、それも今回新規に装備されたハイダイナミックレンジ合成の様な仕掛け、つまり4秒間に7枚だか露出ブラケットの様に写しし、これをtiffレイヤーの様に合成するという新しいフォーマットでダイナミックレンジを稼ぐしかないのかもしれないなぁと、思った次第だ。4秒というのは動いている物は写せないということに等しい。

物撮りカメラなのかなぁ。・・・。ハイダイナミックレンジ合成は、どのカメラで写そうとPhotoshop / Lightroom CCの連動でいとも簡単に出来るので、特に物珍しい仕掛けじゃないし・・・7枚ならば長くても2秒以内にブラケット撮影は終了する・・・。んんん。。

なお、色はニュートラルに設定したとろこ、落ち着いた感じになった。やっぱりスタンダードはイケない。

シャープネス、素のママではやはりバキバキなので、今回はsmooth⇔crispyとかいうパラメーターでかなりスムーズの方向に振ってやったら、ようやく普通になった。
そもそももバキバキがデフォルトというのはオカシイ。
バキバキ趣味の人が使うのでこうなっているのかもしれない。ともかく、SPPのデフォルトシャープネスは変だ。
遠景の平面や直線の再現を求めるならばバキバキが良いのかどうか知らないけど、人の柔肌のアンダー露出で暗い感じに写した時・・・バキバキでマダラ斑点ノイズが出たら作品に成らないなあなんて余計な事を考えたいた。もともとそんな時にこのカメラを使う事は無い訳だけれど。

それにもまして、シャープネスにマイナスがあるのは、大抵のカメラのチューニングにもあるけど、あれは、LPFが有る場合にはゼロ±の電子設定が可能といういみならば判るけど、LPFが無いD800EなどNikon製では0から始まるのだけれど、SONY等ではマイナスがあるのは一体何だろうと思ってきた、SONYにもあるマイナス・・・これって変じゃないかと一人で思っていた。

多分、ナイキスト定理を持ちださなくても、高周波成分はデジタル化の時に怪しい解像・・・モアレと呼ばなくても、どちらかのピクセルに無理くり寄せられてしまう。特にシグマの場合は補間式が原理的に無いはず(Quatrroではあるのかもしれないが・・・)なので、高周波成分の揺らぎが一種のノイズというか、汚さとして無理に分解されてしまう。・・・この辺、デジタルというディスクリート(離散的)表現をするのならば、たとえば左右2つのピクセルに跨る点は、トータルの輝度、色相、彩度をプリザーブ(保存)したまま、左右2点のピクセルに分割記録されるのが正しいのだが。この辺りは、物理的な制約もあり、変な記録になる可能性が否定できないだろう。だから、デフォルトは暈かすのが正しいのだろうか。
何故ならば、観測点がそもそも2点しかないので、外側から観察したデータが欠落しているので補完が出来ないし、埋め込むピクセルが無い。

(こういうことになると、妙に理屈を考える方もいると思うので、もう少し詳しく説明すると。
離散的観測点AとBとの間にあるデータCが有った場合、
Cが持つ要素、C(x,y,z...)は、A(xa,ya,za,...)とB(xb,yb,zb,...)の各要素にに其々A-C, C-Bの距離に反比例した加重分解で加算されるべきところだ・・・。
これが実数世界の事象を離散的表現に纏める時の正しい近似値なのだが、実際のデジタル量子化では、この中間Cの各要素を観測する手段が無い。

(この計算は、観測点が連続した実数線分上に無数にあるデータを、離散的ピボットに集約する計算でシバシバ利用されるが、その場合は、各データを観測する手段がある・・・しかし、デジタル量子化の場合はその観測手段が無い)


だからデータが無いのもを、今述べたような方法で離散化できず、おかしなことが起こる・・・これはシグマでもベイヤーでも同じ)・・・で、多分一旦幾分ボカすのではないかと推量しているこれが、シャープネスの深いマイナスの意味ではないか・・で、シグマの場合、シャープネスゼロ値はピクセル未満~1ピクセルの閾値でかなりアンシャープマスクが掛かった状態をゼロと呼んでいるのではないかと推量できる。


で、カメラはLPFが有ろうとなかろうと、シャープネスマイナスという設定がある。此のことは、とりもなおさず、デフォルトのゼロはシャープネスが掛かっているということになる。

少なくともアンシャープマスクのアルゴリズムにはマイナスという設定は無いし・・・。
逆はボカシとなるわけで・・・。

この様に考えると、案外Bayerさんが考えた、平面モザイクによる補間計算方法(所謂ベイヤー式)というのは、高画素が可能であるということを前提にすれば、安定した結果を生むためには理に適っている方式だったのではないかと・・・、10年近く経った今日、今更ながらに思ってみたりもしている。

そうはいっても、FOVEONのシャープネスは凄い。これがシャープ感ではない、ピクセル単位のシャープネスであるところが、ベイヤーには追いつかないところだ。ただし、ベイヤーは高画素化が進んでいるので、実用面でどちらが有利であるのかは、利用者の多さが判断の目安になるという考え方もあるだろう。

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July 09, 2016

SD Quatrroの姿には惚れ惚れする

カメラの格好というのは好き好きなので何が良いとかいう尺度はないけど、僕は往年のニコンFに惚れ込んだ口なので、メカニカル感があるカメラが好きだ。したがって、ここ20年ほどの傾向であったエルゴノミクスデザインのカメラは、「まあね」というような感想をもっていて、仕方がないなあと思い続けた。そして買い続けた。ニコンもキャノンもあまりその点では好きになれないんだけと、プロ級ヘビーデューティーにはこの2社を使わざるを得ないので、本当に仕方ないなぁと思い続けた。かつて僕はキャノン持ちではなかったので、EOSの歴史はよく知らないけど、Nikon F5あたりからあるいはF100辺りから一眼レフの形が変化して、気持ちが悪いものになった。

近年、オリンパス、富士フィルムやソニーなど独自の美意識で個性的な形が出てきたことは大いに歓迎だ。ただし、カッコウだけで高い値札を付けているのは勘弁してほしい。

ソニーは一時迷走気味に感じていたけど、NEXに始まるEマウント類の奇抜な新規性には関心がある。α7系は必ずしもすっきりしているとは思えないけど、最終モデルの色禿げを演出するあたり、如何にもメカニカル感が漂うところ、だんだんと心憎く思えてきた。所謂機能美である。

そこで、

昨日から眺めているSD Quatrroだが、この形は類例がない。まず、実際よりも相当大きく見えるし、重く感じる・・・実際レンズが重いので、物凄く重い。

カメラの形を例えるならば、アルマイトの弁当箱か・・・。
つまり、「マミヤ・プレス」の印象なのだ。
あるいは、ハッセルで話題となった、未来型中判ミラーレスを連想する形でもある。
正面から見ると、中判デジタルのようにも見える。

見た目に値段を付けるならば、今回のSD Qは相当な価格を付けてもよさそうだけど、なぜかシグマは廉価路線を取った。見た目でカメラを買う人や、目方で買う人には、とても、お買い得だとも云える。

プロ・カメラ然とした佇まいと、美しい表面仕上げが、最近のシグマレンズの流れの中で、真骨頂を示している。

近年のシグマはシャープネスとデザインに相当の力を入れていると感じる。

・・・ま、その点、カメラの出来はSD-14とかDPの初代と比較すれば、かなり良くなったものの、熱で写せなくなる辺り (前の記事で書いたとおり、街撮り60枚も写していないのに、熱が酷くなり、液晶面に真っ赤な警告マークで出て、多分このまま使うとシャットダウンが起こると感じた・・・いきなり写しだして60枚での事件だった) 

この辺り、実はSD-14で暴走が止まらず電池が逝かれそうになった事などに通じるものを感じるし、既にSD Qの重大なバグで、ある条件下では電源が切れない事を発見した。つまり、ハングアップである。この対策はSD14の時に覚えた電池を抜くという方法が有効だけれど、フラッシュメモリが飛んでしまうのか、設定が初期化されてしまう。これは困りものだ・・・。

SD-14 (暴走・・ハングアップ)、DP1(酷い色転び)、DP2(ハングアップ)、SD-1(完全なAF不良)・・・いずれも購入した途端に発覚したトラブルがあった・・・・・発売時に何かあるのがシグマカメラの愛嬌であり、ミステリーのようである。でも、気になるから買ってしまうのだけど、色々痛めつけられて懲りたので、Quatrroになってからは買ったことが無かった。
でも、今回は良いなと思った。だって、相応しい解像力のレンズが出てきたからだ・・・。し、不思議な4:1:1のレイヤー構造は一度試してみたいと思ったからだ。

とにかく、この四角いデカいカメラというのは初めてなので、何か大きな判のカメラではないかと思えるあたりの演出は憎い。まして、18-35など異常な大きさと重さなのでますます不思議な信頼感を醸す。また、このカメラはフランジ後方ボディーまでの約一インチ程度が筒状になっているので、レンズが一層大きく見えてしまう効果が有る。18-35/1.8などは望遠ズームに見える。

汎用シンクロターミナルを備えていたり、如何にも汎用ストロボを使うために出来たカメラにもみえる。これで物撮りしたら面白いだろうなと思うのだが、まだAFが対応したマクロは出ていないし、まあそういう時はMFでうつすのだから良いのかなとも思う。

デカい三脚に据えて物撮りとかする為のカメラとしては素敵な風貌だ。

なお、奇怪なEVFの位置について、改めて気付いた。
この位置は、右目で覗いたとき、鼻の位置が光軸上に成るようになっている。つまり、両目で睨むと、丁度良いということなのかもしれない。
それにしても、覗くことがはばからりる位置にあることは事実だ。

また、熱の問題は、いよいよPC並みになってきたともいえるが、PCの様に有効な冷却方法が無いので、あるいは、半導体のブレークスルーが無いとこれ以上の性能は期待できないのかもしれない。
SONY α7R IIでも筐体が熱くなると感じたが、SD Qではさらにひどい。この熱源は多分MPUだと思う。センサーが熱を持ったらろくなことが無い。MPUならば60度ぐらいでも何とかなるけど、PCならば使える様々なヒートシンクの形状もカメラではままならないし、ましてベルチェ素子も使えない。電源が無い。し、二次冷却が出来ない・・・。

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July 08, 2016

SD Quatrroは物凄くシャープだけどボケが不自然という不思議

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やらなきゃいいのにと思いながら、街に出てスナップしてみた。

操作性は中判カメラ並みといったところで、まあ、もう二度とスナップに使う事はないかもしれないと思う。やはり、これは三脚たててレリーズ使って風景を写すのに適していると思う。

色は昔の実験シリーズのような転び方はせず、妙な色が出ることは無さそうだ。

シャープネスは物凄く、2000万画素でこれだけ写るということは3900万画素並みの解像力があるというシグマの主張は正しいかもしれない。

今回の色はスタンダードで写したところだが、これははっきり言って、階調がきつすぎるし、バリバリの素人色で・・・今回は相当彩度を落として調整した。
次回からはニュートラルで写したい。

ここからが、異常な現象に出くわした話・・・・

上の写真を見て、変だと思わない人は、変だ。
手前にボケて写っている人物がまるでコラージュのように見えないだろうか。同じようなショットが少ない(まさかこんな事が起こるとは想像していなかった)のであまり試せなかったのだが、シャープネスは高いものの、ボケている被写体とピントが出ている被写体との境界が著しく不自然だ。

こういう事は、普段はコラージュで発生するが、それを防止するために境界を滑らかにするなどのダマしをやる。のが普通だ。

素で写しただけなのに、この現象は初めて経験したので、とても不思議に思う。

シグマSPPはシャープ感を出すために、特殊な処理をしているとしか思えない。

これについては、もう少し時間を掛けて検討したい。

ところで、今回は街中で数十枚写して終わりになったのにはわけがある。電源投入しつづけて50-60枚写したところで、液晶表示でオーバーヒート警告のビックリマークが出現した。確かに筐体の温度は結構熱くて、ホッカイロぐらいに感じた。嘗てソニーα7RIIも熱くなると書いたが、今回はそれを上回る熱が出ていた。で、オーバーヒートしてしまったのだろうか。
カメラが熱くて使えなくなったという初めての経験をした。

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July 07, 2016

SIGMA SD Quatrro は大型テクニカルカメラの印象

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七夕にSD Quatrroを眺める。

SD Quatrroの特筆すべき特徴は、シグマおよびユーザーが企図している高性能描写という点から考えると、驚くほど安い価格で売り出した点だ。
モノクロの描写であれば、原理的に(ベイヤー型)中判の高性能機並みの性能が期待できるはずだが、それほど凄いレンズは無いので、まあ同等に近い程度を期待するというのが良いかもしれない。ただし、カラーの解像力は不思議な構造なのでどう考えてよいのかわからず、あれこれ考えてもラチが明かないので、実機で試してみようということになった。

如何云う訳か、原理的問題なのかもしれないけど、シグマのセンサーはベイヤーと比較してみると、古来より高解像力が期待できるものの、どうも高感度特性が貧弱だということはよく知られている事なので、ともかく、このカメラの場合もISO100-400程度で使用することを前提に条件を揃えなくてはならないだろう。で、三脚は勿論、今回は新型のストロボも準備するという力の入れようとなった。もともと古い世代のSD1やSD14でもカラーのクロストークに由来する変な色などが観察され、「ハマれば抜群」ながら、ハズすと変な描写になる傾向があり、公平な眼で見てもこれはマニア向けカメラだ。

僕は汎用ストロボ以外では専用のクリップオンタイプはあまり持ってないのだけど、今回のシグマの新型ストロボは必須と感じた次第だ。

さて、・・・

SD Quatrro・・・

印象はただただデカイ。18-35mm F/1.8を装着しても、巨砲レンズであることを忘れさせるほどインパクトが大きい。
これは、スナップカメラではない。

非情に面白いジャンルのカメラだと思った。三脚は必須だろう。

EVFの位置が微妙に変な所に有る。このカメラは左目用かと思う程にファインダは右に寄っている。通常の一眼レフは光軸真上にあることは一般的常識(古いPEN Fなどを除く)だが、このカメラは違う。また、ライカなどの古いRF式カメラの様式を踏襲する場合はカメラを構えて左側にファインダーがある。これは右目用としては使い易い配置だ。

シグマは何故これらの常識に対して反対側にファインダーを置いたのか。ソニーα7の場合を良く見たら答えが見つかった。

マウントサイズギリギリにボディーサイズを切り詰めると、ファインダーの置き場に困る。ソニーなどでは敢えて一眼レフ風の三角の突起を作ってファインダーを収めた。この例はm43などや富士フィルムでも見かけるスタイルだ。

で、シグマはこの位置に困ってこうなったのか。

でも、ソニーα6300などは、同じAPS-Cセンサーサイズだけれど、随分小さくまとめており、この位置はライカスタイルを踏襲している。どうして、こうしなかったのかはとても不思議だ。

ともかく、スナップ用とは思えないので、どこでも良いと考えたのか。無いよりはマシということで付けたのか。
しかし、覗いてみると、鼻の位置が違うので凄く違和感があるんだなぁ。

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June 25, 2016

SIGMA SD Quatrro は随分安いなぁ

SD-1(素モデル)の発売価格は確か60万円位したと思うので、今回のSD Quattroはめちゃくちゃ安いと感じてしまう。

で、7月7日発売となったので、記念日ということもあり、予約した。

どうも、位相差式オンリーだったレンズをコントラスト式で駆動することにはあまり慣れていないらしく、・・・というよりは、如何云う訳かわからないけど、SAマウントのシグマ製レンズはコントラスト式になじみが悪い感じがする(50-100artなどをSONYに装着した場合の実感)・・・で、完全対応レンズが随分と減ってしまった。

この辺、意外と忘れられているかもしれないけど、PENTAX K-01などは玩具の様なカメラだったけどシッカリしていた。PENTAXは本当に偉いと思ったことがある。

まあ、僕の場合SD Quattroに装着して使おうと思っているレンズは、既に持っているSAマウントの18-35/1.8と50-100/1.8(何れもart)だけなので、どうでも良い。この組み合せは、多分シグマ製レンズの中でも白眉の組合せなので、Quattroセンサーという不思議な構造のシステムでシグマが主張するようにベイヤー3900万画素相当の解像力があるのか確かめてみたい。素人目には、G+RとRつまり、GとRの分解能は500万ピクセルではないかと思うのだが、それが如何して違うのかまだあまりよく判っていない。

また、シグマ製レンズはシグマ製カメラのみで唯一純正レンズとなる。他社のカメラでは必ずしもカメラメーカーの了解のもとに製造していないようなので、USBドックなどが用意されている理由は、ファームアップ対策をユーザーに装置を買わせてやれば早いというカラクリだ。その点、シグマ製レンズとシグマ製カメラの組合せならば安心な様な気もするが、非コチラもUSBドックが必要らしい。つまり、シグマレンズは使うマウントのマウント数だけドックを買わなければならないのか。。。

今回、丁度ソニーα7R IIがあるので、センサー解像力としてはほゞタイとなるはずだ。あとは、ソニーに装着するレンズだけど、まあ、Sonnar 55/1.8FEや70-200/4.0FEあたりと比較すれば良いのではなかと思う。Sonnar55/1.8FEの中央解像力は5000本/Hを超える。まあ、フェアにやろうとしても、センサーサイズが倍半分なのでいずれにしても同等にすることは出来ない。

さらに、言えばこのQuattroは例のハッセルX1Dではないけど、風景などか中心になろうか、高感度における描写はもとから期待していないけど、これも確かめたい。

残念なのだけどシグマのカメラはSD-14など旧システムを除いてLightroomが対応してないので、現像は超面倒なので常用したくないのではあるけど、折角面白いセンサーが安く試せる機会を逃してはいけない。

七夕が楽しみになってきた。

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